「TQ渋谷宇田川町」を含む3案件が「ウッドデザイン賞 2025」を受賞

-ウッドデザイン賞6年連続受賞。「MOC+(モクタス)」ブランドで持続可能な社会に貢献 -

 東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏)は、自社開発・設計・施工物件である「TQ渋谷宇田川町」および「田園都市線駒沢大学駅西口2ビル」、「白河実業高等学校 実習棟」の3案件で「ウッドデザイン賞 2025」を受賞しました。2020年から6年連続での受賞です。
 ウッドデザイン賞は、木の良さや価値をデザインの力で再構築し、優れた建築などを表彰する顕彰制度です。今回受賞した3案件は、当社の長期経営計画の柱である脱炭素化の推進を体現しています。特に都市部の狭小地における木造化への挑戦や、地域材を活用した大規模木造建築など、当社のブランド「MOC+(モクタス)」の技術力と、持続可能な社会に向けた先進的な取り組みが評価されたものです。

<受賞一覧>

受賞作品名 受賞団体 部門・分野 サブカテゴリ
TQ渋谷宇田川町(東京都) 東急建設株式会社 ライフスタイルデザイン
部門
オフィス・会議施設
田園都市線駒沢大学駅
西口2ビル(東京都)
東急建設株式会社、
東急電鉄株式会社
ライフスタイルデザイン
部門
公共施設(駅舎・交通
関係施設含む)
福島県立白河実業高等
学校 実習棟(福島県)
東急建設株式会社、
福島県教育委員会、
鈴木伸幸建築事務所、
壁巣建設株式会社
ライフスタイルデザイン
部門
学校


■受賞概要
(1)TQ渋谷宇田川町
 「TQ渋谷宇田川町」は、RC造と木造の混構造、地上4階建ての事務所・店舗ビルです。狭小地において、視認性の高い位置の2スパンを木造混構造とし、耐力壁を設けず柱・梁のみの2方向ラーメン架構とすることで、カーテンウォール越しに木造躯体を外観から見せるデザインを実現しました。また、貴重な貸床面積を減少させないことにも配慮した計画です。

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 本案件における環境への貢献と技術的工夫は多岐にわたります。当社は、持続可能な森林サイクルを回すためには、川下である建設業が木材利用促進に努める必要性を認識し、SGECプロジェクト認証(「一般社団法人緑の循環認証会議(Sustainable Green Ecosystem Council)」が運営する日本の森林認証制度)を取得いたしました。ゼネコンが管理主体となったプロジェクト認証の取得は国内初です。このSGEC認証を可視化することで、建物の利用者が森林の保護や環境の保護に貢献していると伝えることが可能となり、結果として木造建築の価値向上に貢献します。

 脱炭素への具体的な貢献では、構造材に国産カラマツ、表層仕上げ材、スラブのMIデッキおよびエントランスの木ルーバーに国産スギを使用しており、これらにより合計で約32.5t-CO₂以上の炭素を貯蔵しています。また、技術面においては、軸組に当社の木質耐火部材である「モクタスWOOD(耐火)」を採用し、木質スラブデッキであるMIデッキと組み合わせることで、連続した木の仕上げによる、木に包まれた快適な空間デザインを実現しました。

(2)田園都市線駒沢大学駅西口2ビル
 「田園都市線駒沢大学駅西口2ビル」は、都市部の狭小地(81.18㎡)における木造化に挑戦した、地下RC2階、地上木造4階の複合施設です。LSB(ラグスクリューボルト)を用いた乾式接合での4階建ての2方向ラーメン架構および難燃薬剤で処理したLVL材で柱・梁ともに耐火被覆した事例は全国初です。構造材、表層材ともに木材で構成し、木現わしの内装を実現しています。環境への貢献として、信州カラマツによる「地産都消」を推進。炭素貯蔵量は約78.7 t-CO₂です。さらに施工においては、全国初のCLT床版の吊り治具兼用接合金物を導入することで効率化を図りました。


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(3)福島県立白河実業高等学校 実習棟
 「福島県立白河実業高等学校 実習棟」は、高校統合に伴い新設されたRC造と木造の地上2階建て実習施設です。異学科間の交流を促すため、RC造棟では木質化された温かみのあるラーニングコモンズが実習棟の動線の中核に配置されています。木造棟では高靭性型の接合システムが採用され、開放的な大空間を実現する2方向ラーメン架構となっています。また、燃え代設計による木躯体現しの準耐火建築物として設計され、構造材に福島県産材を使用しています。この木造化による炭素貯蔵量は約312.7 t-CO₂です。

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■「MOC+(モクタス)」ブランドと持続可能な森林循環への貢献
 当社は、木造・木質建築ブランド「MOC+(モクタス)」を掲げ、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させています。「MOC+(モクタス)」というブランドネームには、木造・木質建築の第一人者として歩み続ける覚悟と、美しい生活環境を創る先駆者になる決意が込められています。
 木材を使う自社開発物件の推進は、川上と川下をつなぐ役割を果たし、持続可能な森林循環への貢献につながります。当社は、2025626日にリリースした「スマート林業」への着手も含め、建築から森林資源の循環までを一気通貫で捉え、持続可能な森林循環をサポートする取り組みを推進しています 。
 今後も当社は、木造・木質建築の多様なソリューションを提供し、本事業のさらなる拡大と、木造建築がもたらす価値の社会への普及に努めるとともに、社会課題への貢献として木材の利用促進に尽力してまいります。
※「MOC+\モクタス」は、東急建設株式会社の登録商標です(登録商標第 6054100 号)

【関連リリース】
「スマート林業」の実証を東京都あきる野市で開始(2025 年 6 月 26 日)


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【本件に関する問い合わせ先】

経営戦略本部 コーポレート・コミュニケーション部 西田
TEL 03-5466-500