「農業土壌への廃石膏ボードのリサイクル」の取り組みが 令和7年度リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞を受賞しました
このたび、東急建設株式会社が参画する「農業土壌への廃石膏ボードのリサイクル」の取り組みが「令和7年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」において、協議会会長賞を受賞いたしました。
本表彰は、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会員団体の推薦により応募するもので、循環型社会の形成に向け、3R(リデュース(発生抑制)・リユース(再使用)・リサイクル(再資源化))に率先して取り組み、資源の有効利用、環境への負荷の低減に継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている個人や団体を表彰するものです。
今年度は、各大臣賞として4件、協議会会長賞として13件、合計17件が受賞しました。
当社は一般社団法人日本建設業連合会を通して応募しており、受賞した取り組みは、建設業、農業、バイオマス発電事業など、業界が異なる企業・団体が連携・協力し、従来はリサイクルされていなかった廃石膏ボードの新たな用途を開発することで、地域資源の循環と持続可能な社会の実現を目指しています。
(取り組みの詳細は以下をご覧ください)
東急建設は、今後も持続可能な社会の実現に向けて、環境負荷低減と地域資源循環に貢献する取り組みを進めてまいります。
令和7年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰式
【各業界の課題】
本取り組みは、各業界が抱える課題に対し、新たな解決策を提示するものです。
- 建設業の課題: 建設現場から排出される廃石膏ボードは、同業界内で原材料としてリサイクルされているものの、再生利用をさらに促進させるため、より幅広い活用方法が模索されています。
- 稲作農業の課題: 稲作における土壌のカルシウム・硫黄不足により、米の白濁化が深刻化し、品質低下が懸念されています。
- バイオマス発電事業の課題: バイオマス発電事業では、生ごみなどからの発電後に消化液(発電後の残渣)が発生し、その保管や運搬が困難であることが課題となっています。
【取り組み内容】
石膏ボードの主要成分である石膏が、稲作農業で課題となっている土壌のカルシウム・硫黄不足を改善できるという知見に基づき、建設現場で発生する廃石膏ボードを農業の土壌改良材としてリサイクルします。さらに、バイオマス発電事業で発生する「消化液」を複合技術によって廃石膏ボードと組み合わせることで、硫酸カルシウムを含む固形の土壌改良資材を生成し、より高品質な米の生産を目指すものです。
また、単独の企業では成し得ない、業種の垣根を超えた連携によって推進されています。2024年3月には、東急電鉄、東急、東急建設、東急リニューアル、土と野菜、日本土壌協会の6者で、持続可能な循環型社会の実現に向けた包括連携協定を締結しました。今後も各社の専門分野を活かし、産業廃棄物の削減と農作物の課題解決につながる、資源循環の新たな仕組みづくりを目指しています。
【関連リリース】
廃石膏を活用した新たな資源循環推進に向けた包括連携協定の締結について(2025/3/29)