東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:寺田光宏)は、2025年6月より、東京都あきる野市で林業分野の実証(以下「本実証」)に着手します。
本実証は、森林の作業道整備・間伐材の伐採および販売までの一連の事業活動を「スマート林業」として進めます。本実証の森林経営計画は、東京都あきる野市より認定を受けて進めるものです。
「スマート林業」とは、地理空間データとICTやドローン、高性能林業機械などの先端技術を活用し、作業の効率化と安全性の向上を図る新たな森林経営の手法です。
近年、全国の山林では、所有者の分散や林業従事者の減少により管理が行き届かない「放置山林」が増加しています。これにより、森林が本来持つ土砂災害の防止機能や木材生産機能が損なわれるなど、地域社会にとって深刻な課題となっています。
当社は、2030年度を到達年度とする長期経営計画において「脱炭素」「防災・減災」「廃棄物ゼロ」を戦略の軸として、建設事業と新たな事業領域の拡大にむけた新規事業の模索をしています。
林業分野は、当社が建設事業で培った複数の関係者調整力や現場の安全管理体制、ICTの活用による作業効率化などの知見を活用できる分野です。
あわせて、生産された木材は、当社の木造・木質建築ブランド「モクタス」へ活用が可能であり、建設事業とのシナジー効果が期待できます。
本実証を通じて、収支、必要技術、関係機関との連携を検証します。
当社は、環境配慮型事業として、森林資源の循環的な利用モデルの構築を目指し、持続的な企業価値向上につなげてまいります。
【実証事業の詳細】
場所:東京都あきる野市 小和田・戸倉 地区
期間:2025年6月17日~2030年5月31日
内容:森林経営管理計画の作成、作業道の整備、搬出型列状間伐、伐採木の販売
検証項目:実証事業収支管理、必要技術、関係機関との連携
【今後の展望】
本実証の成果を踏まえ、あきる野市以外の地域にも事業エリアを拡大予定です。
また、森林管理による温室効果ガス削減分を取引する「森林クレジット取引」など、新たな森林価値の創出も視野に入れてまいります
【関連リンク】
モクタス | 東急建設の木造・木質建築