CO2建材検索システム『CMCOS(コムコス)』を一般無料公開

- 社内ベンチャー支援制度を活用し事業化を目指す -

 東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏、以下当社)は、今までユーザーを限定して公開していたCO2建材検索システム『CMCOS(コムコス)』※1(特許出願中)を、全ての一般ユーザーに向けて無料公開を開始します。
 これまで公開範囲を限定していた低炭素建材データベースを、広く一般に活用できるようにすることで、低炭素建材の普及や新規建材の開発を促進し、建設業界の低炭素化に大きく貢献します。

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 近年、気候変動に関する関心の高まりから、建物の設計・建設時にCO2排出量の削減が求められています。建物におけるCO2排出量は建材の製造から調達に係わるCO2排出量が多くの割合を占めており、このCO2排出量を低減するには、よりCO2排出量の低い建材を採用できるかが重要です。当社はこれを実現するために、これまで建材メーカーにヒアリングを行い、CO2排出量の低い建材について独自の低炭素建材データベースを社内で構築していましたが、より幅広い建材情報の収集と更新性を向上させるために、この低炭素建材データベースを今年5月にCO2建材検索システム『CMCOS(コムコス)』(以下、本システム)として建材メーカーを中心に限定公開しました。
 公開以降、本システムは建材情報やシステム機能をさらに充実させていますが、より一層の情報収集とデータの有効活用を図るため、このたび全ての一般ユーザーに向けて本システムを公開することに致しました。本システムの構築にあたっては、社内ベンチャー制度を活用しており事業化を見据えた取り組みとなりますが、現段階では試験公開を兼ねているため、全て無料で利用できるようにしています。
 当社は、本システムを公開することで、低炭素建材の活用や新規建材の開発を促進し、建設業界の低炭素化を一層加速させることを期待しており、今後も脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

 東急建設グループは2030年を到達年度とする長期経営計画において、3つの提供価値(「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」)を戦略の軸としています。これまでの建設請負事業に加え、新規事業を創出して事業ポートフォリオの幅を広げ、企業価値の向上を図る方針を掲げています。

『CMCOS(コムコス)』紹介ページ

【関連リリース】
建材CO2検索システム『CMCOS(コムコス)』を社外公開(2024年5月27日リリース)

※1 CMCOS\コムコス」は東急建設の登録商標(登録第6788780号)です。


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