東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏、以下当社)は、これまで自社の建設事業で独自に収集・活用してきた低炭素建材データベースを建材CO2検索システム『CMCOS(コムコス)』※としてクラウド化し社外からの利用を可能としました。
まずは建材メーカーを中心に公開し、今後広く一般に活用できるよう建材情報やシステム機能を充実させていく予定です。今年度の秋頃には一般ユーザーへの公開を予定しています。
※「CMCOS\コムコス」は、東急建設株式会社の登録商標です(登録商標第6788780号)
近年、気候変動に関する関心の高まりから、建物の設計・建設時にCO2排出量の削減が求められています。建物におけるCO2排出量は建材の製造から調達に係わるCO2排出量が多くの割合を占めており、このCO2排出量を低減するには、よりCO2排出量の低い建材を採用できるかが重要です。当社はこれを実現するために、これまで建材メーカーにヒアリングを行い、CO2排出量の低い建材について独自の低炭素建材データベースを社内で構築していました。しかしながら当社単独での情報収集や更新では収集データが限定的なものになるという課題がありました。そこで当社では、より幅広く建材情報を収集して、なおかつ更新性を向上させるために、この低炭素データベースを試験的に社外公開することとしました。
まずは、第一ステップとして、建材メーカーを中心に本データベースを公開し、低炭素建材に関するデータの拡充を図ります。また、並行して有識者に本データベースを使用していただき、システムの改良・改善を実施します。