東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏、以下当社)は、賃貸不動産事業の一環としてオフィス・店舗ビルの開発計画「(仮称)宇田川町42計画」(東京都渋谷区宇田川町42番)に着手しました。
当社は、「TOP QUALITY すべての空間に、イノベーションを。」をコンセプトとした賃貸不動産ブランド「TQ(ティーキュー)」を展開し、都内を中心に洗練された空間を提供しています。本計画は京都での賃貸マンション開発計画(今月竣工予定)に続く新築計画の第2弾であり、当社が基盤とする渋谷において建設事業で築いた技術やノウハウを随所に取り入れます。省エネ技術や木材の活用など、特に環境配慮への取り組みに力を入れることで価値あるスペースの創出・提供を目指します。
■「(仮称)宇田川町42計画」について
本計画は、渋谷区宇田川町に所在する社有地の有効活用として、1階は店舗、2階から4階はオフィスからなる賃貸ビルを開発するものです。省エネ・ウェルネス・木材活用などにより、環境や快適性を意識した建物を提供することで、当社の長期経営計画に掲げる「3つの提供価値(脱炭素、廃棄物ゼロ、防災・減災)」を具現化します。
・省エネ
当社の建築事業では、代表的な省エネ建物の基準である「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」※に数多く取り組んできました。これまでの実績・知見を活かし、本計画では外皮断熱や高効率空調の採用等によりBELS(建築物エネルギー性能表示制度)でZEB Ready(基準一次エネルギー消費量から50%以上の削減)評価の取得を予定しており、建物のZEB化を通じて利用者の光熱費低減に貢献します。
※ ZEB(ゼブ):Net Zero Energy Buildingの略称。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物。
・ウェルネス
多くの企業で健康経営へのニーズが高まりつつあることを受け、環境・社会への配慮を評価する認証制度「DBJ Green Building認証」、並びに建物利用者の健康性、快適性に係る建物仕様等を評価する認証制度「CASBEE ウェルネスオフィス評価認証」の認証取得を予定しています。これらの認証に準拠した建物計画とすることで、利用者にとって「心地よい」空間の提供を目指します。
・木材活用
一部の構造材等に木材を採用し、美観向上や木材由来の癒し効果(フィトンチッド)による高品質な空間提供に加え、二酸化炭素の排出量を低減することで「脱炭素」の具現化を図ります。さらには、ゼネコン初となる自社開発計画でのSGEC/PEFCプロジェクト認証取得(森林認証を受けた森林から供給される木材の採用)を予定しており、木造建築を通じて持続可能な森林資源活用に貢献します。
今後も総合建設会社の特性を活かし、環境配慮型不動産への取り組みを推進し、戦略事業の一つである不動産事業の拡大を目指してまいります。
【事業概要】
事業名称:(仮称)宇田川町42計画
所 在 地:東京都渋谷区宇田川町42番
交 通:東急田園都市線 他「渋谷」駅 徒歩7分
構 造:鉄筋コンクリート造+木造 陸屋根 地上4階建 耐火建築物
用 途:事務所(2~4階)・店舗(1階)
延床面積:1,277.28㎡(386.37坪)
竣 工:2025年春(予定)
【東急建設の賃貸不動産ブランド「TQ」紹介ページ】
https://www.tokyu-cnst.co.jp/tq/
【関連リリース】
東急建設の賃貸不動産ブランド「TQ」(ティーキュー)を立ち上げ(2022年10月25日)
東急建設の賃貸不動産ブランド「TQ」、初の賃貸マンション開発計画を京都で始動(2022年12月20日)
東急建設の賃貸不動産ブランド「TQ」、渋谷エリアで物件を取得(2023年5月19日)