タネの採取地が明らかな緑化樹木「チイキツリー」の販売ECサイトを開設

- 社内新規事業アイデアコンテスト「MOON SHOT CONTEST」の第一号案件としてサービス提供開始 -

 東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏、以下当社)は、社内の新規事業アイデアコンテスト「MOON SHOT CONTEST(ムーンショットコンテスト)」における第一号サービスとして、建物の外構向けに、タネの採取地や生産地が明らかな緑化樹木「チイキツリー」を販売するECサイトを開設しました。


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タネの採取地や生産地が明らかになっている緑化樹木を販売するECサイト
https://www.tokyu-cnst.co.jp/chiikitree/


 昨今、生物多様性などの自然資本への配慮が求められる中、新たな建物建築や開発を行う事業主やデベロッパーなどが生物多様性を保全するため、建物の外構や事業敷地内に在来種の緑化樹木を利用する需要が高まっています。
 樹木は一般にその出生地に近い地域で植栽されることが、その周辺の地域の生物多様性により貢献すると言われています。しかし、現在流通している緑化樹木のほとんどは、タネの採取地や生産地などの履歴を追うことが困難であり、植栽された樹木の出自が分からないのが現状です。
 「チイキツリー」のECサイトでは、この課題を解決するため、地域性種苗の生産に強みをもつ「箱根植木株式会社」と連携し、「チイキツリー」として多摩川流域及び関東圏での利用を想定したタネの採取地や生産地が確かな種苗や樹木として販売します。

 今回は地域を絞ってスタートしていますが、今後エリアや取り扱い種類を拡大し、将来的にはブロックチェーン技術等を利用し、より確かなトレーサビリティを確保した樹木の提供を目指しています。

 東急建設グループは2030年を到達年度とする長期経営計画において、3つの提供価値(「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」)を戦略の軸としています。これまでの建設請負事業に加え、新規事業を創出して事業ポートフォリオの幅を広げ、企業価値の向上を図る方針を掲げています。

 本サービスは、新たな収益の柱を築くため、2021年から開催している社内の新規事業アイデアコンテスト「MOON SHOT CONTEST」において選ばれ、サービス提供を開始した第一号案件となります。事業を通じ、生物多様性保全や地域の自然環境保持に貢献するとともに、環境と経済を両立させた持続可能な企業価値向上を実現してまいります。

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