「SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証」取得のプロジェクトに参画

- 環境に配慮された森林認証材を使用し、脱炭素社会の実現に貢献 -

 東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏、以下当社)は、当社が設計施工を担った大阪市北区茶屋町の「H¹O梅田茶屋町」(発注者:野村不動産株式会社)において、野村不動産株式会社を管理主体とするプロジェクトメンバーに参画し、SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証を取得しました。なお、当社がSGEC/PEFCのプロジェクトメンバーに参画するのは、初の取り組みとなります。

 SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証は、持続可能な森林経営が行われている森林で生産された木材を使用していることを示すもので、本建物の1階・2階の木造躯体部分(柱・梁)に、100%SGEC認証のカラマツ21.4918㎥とSGEC管理材のスギ1.4234㎥を使⽤しており、認証率は93.7%となります。当社はプロジェクトメンバーとして、認証取得のための調査・申請準備・発注・設計・施工などを行いました。

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 当社では、今回のSGEC/PEFCプロジェクトCoC認証のプロジェクト参画を機に、環境に配慮したオフィス革命に寄与するとともに、長期経営計画「To zero, from zero.」で3つの提供価値の一つとして掲げている「脱炭素」の実現に向け、木造・木質建築事業の推進に取り組んでいます。

※   SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証とは
PEFCとは、1999年に設立された世界最大の国際森林認証制度で、現在では55か国が参加しています。世界的な森林の減少・劣化などの環境問題の顕在化を受けて1992年に開催された地球サミットにおいて、「持続可能な森林管理」が世界各国に求められるようになったことから、スイス・ジュネーブに本部を置く非営利国際NGOとして設立されました。尚、SGECは、2003年に創立された日本独自の認証制度で2016年にPEFCと相互承認の関係となり、SGEC認証を取得すると、同時にPEFC認証を取得したことになります。
SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証」とは、SGEC/PEFC認証の一環としての建築物などのプロジェクトとして認証する仕組みです。森林管理認証を取得した「持続可能な森林」から、生産物認証を取得した加工・流通業者が木材の加工を行い、消費者の手元に届く、いわば「認証の連鎖」により、消費者に安全を届けながら、世界の森林保護に参画することが出来ます。認証基準の要素は、「社会」「環境」「経済」の各項目の要件を満たす、「持続可能な森林経営」を行っているかどうかという点です。


建物概要

建物名称 H¹O梅田茶屋町
所在地 大阪市北区茶屋町16-1
延床面積 2,187.33 ㎡
構造・規模 鉄骨造一部木造、地上8階、塔屋1
発注者 野村不動産株式会社
設計・施工 東急建設株式会社
工期 2022年112日~2023228

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