東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏、以下当社)は、就職活動を行う学生に建設業の魅力を伝えるため、VR※1空間で建設現場を見学できるツールを制作しました。当ツールは、若手社員が、将来当社の一員となってくれるかもしれない学生に向け、建設現場の臨場感やリアルを伝えたいとの想いで企画・制作しました。
「VR建設現場」と「VR事務所」で構成される当ツールでは、例えば、実際に施工中の建築現場をモデルに生成したVR空間を、オンライン上でパソコンやスマートフォンを使って見学すること等ができます。
コロナ禍を機に学生の就活スタイルが変化する中、リアルに建設現場を訪れてもらう機会が減少し、臨場感やスケール感といった建設業の魅力発信に課題を抱えていました。一方、当社では、長期経営計画において「人材」「デジタル技術」を競争優位の源泉に位置付け、様々な取り組みを推進しています。
その一環として、有志で集まった20代を中心とする若手社員がメタバース※2などの新たな取り組みを模索し、最近まで自身が就活を行っていたという立場の近さを強みに、学生をターゲットとしたVR活用ツールの企画を行いました。
【VR建設現場】
- 実際に施工中の建設現場を360°カメラで撮影し、生成したVR空間内を見学できるツール
- 空間内を自由に回遊できるほか、当社社員が現場内を5分程度で案内する自動ガイド機能を搭載
- 建設現場の臨場感やスケール感を、オンラインかつ短時間で感じることができる
【VR事務所】
- 社員がデスクワークや会議を行う現場事務所を再現したメタバース空間内を自由に見学できるツール
- 複数人が同時入室しコミュニケーションが取れるため、会社説明会等の機会で活用予定
- 入社後に働く環境のリアルな雰囲気をオンライン上で感じることができる
※1 VR(Virtual Reality):仮想現実。実物ではないが機能としての本質は同じようなバーチャル環境を作り出す技術。
※2 メタバース:コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間やそのサービス。
ツールの制作においては、CG・VR等のデザインサポート、メタバース制作サービスを提供する株式会社STUDIO55支援のもと、VR建設現場とVR事務所でそれぞれ異なるソフトウェアを活用しました。
今後当社では、建設業界および当社の魅力向上に向け、当ツールを就活生限定の公開ツールとして新卒採用活動で活用していきます。
また、今回企画・制作に携わった若手社員のチームに経験豊富な先輩社員を加え、最新のデジタル技術を活かし、建設業の枠を超えた前例のない活動に取り組んでまいります。
【関連リリース】
VRの臨場感で『新入社員の一日』を疑似体験(2018.6.12)
VR体験型安全衛生教育システム「Tc-VOW(ティーシーバウ)」の新たなコンテンツを開発(2020.10.19)
■株式会社STUDIO55
所在地: 東京都港区西新橋1-1-1 日比谷フォートタワー10F
代表者:代表取締役 木村 光希
事業概要:デジタルソリューション事業、BIMサポート事業、DX事業、UXデザイン事業、ソフトウェアセールス事業
サイト:https://studio55.co.jp
<リモシェル>
・リモートで空間をコンシェルジュがご案内するサービス
・リモシェル内では商品情報やプレゼンテーション情報、音楽の設定などが可能
・施設の内覧や案内をオンラインで行うことが出来るため、社内外でのPR活動としても活用可能
・今回VR建設現場で使用
<shapespark>
・ユーザーの操作に応じてVR・メタバース空間でコミュニケーション、プレゼン、営業活動などあらゆるパフォーマンスが可能になるソフトウェア
・パソコンはもちろんスマホ、タブレットでも参加が可能
・今回VR事務所で使用