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大深度地下空間埋め戻しにともなう地上環境への影響評価について

2010.03.25

  
 東急建設株式会社(東京都渋谷区)は、1992年以来、深度50mの地下空間実験施設(神奈川県相模原市) で「地下空間の活用」をテーマに実験してまいりましたが、 2010年度からは「大深度地下空間埋め戻しにともなう地上環境への影響評価」を行うため同年6月末までに 埋め戻すことといたしました。


【これまでの実験内容について】

 この地下空間実験施設では、大深度地下空間の@構築技術や泥岩層の力学、水理・水文特性の研究 A地下空間内の環境調査や地下における人間の心理面を研究してまいりました。
 今般、構築から18年経過した現時点までに、計画当初の目標を達成しましたのでご報告いたします。 主な研究成果として@では、地下構造物の支保工に浅層の礫層は止水性の高い地中連続壁工法を採用し、 それ以深の泥岩層は当社保有技術のTOP工法(吹付けによる大型ベアリングプレートを用いた工法) を採用した経済的な地下構造物の構築工法を実証。また、太陽光を地下空洞内に取り込む自動追尾式の 特殊レンズの開発。約10年間に亘る地下空洞内の変形や周辺地下水のモニタリングを実施。 Aでは、長期に亘る地下緑化実験を行い地下でも維持費を抑えて植物が生育できることを実証。 地下空洞内で模擬コンサートを開催して演奏者や観客に地下に対するアンケート調査などを実施してまいりました。
 また、研究以外でも国内外を問わず延べ2万5千人の見学者を受け入れ、多くの報道機関を通じて 将来のジオフロントの可能性について情報発信してまいりました。


【今後の実験予定】

 このたび、地下空間実験施設内での実験は終了し、2010年度からは「大深度地下空間埋め戻しにともなう 地上環境への影響評価」を行うために、同年6月末までに埋め戻すことといたしました。
 埋め戻しでは、地下空洞の安全かつ経済的な埋戻し工法の開発に向け、現地発生土を利用した埋戻し材料 による遮水性の高い埋戻し工法の開発、埋め戻し後の地下水位回復現象(再冠水現象)を想定した地下水環境 長期モニタリングなど新たな実験に移行してまいります。

【写 真】

  

深度50m立坑の様子

 

地下空洞内に太陽光を取り込んでいる様子

 

地下緑化実験
地下空洞内でのコンサートの様子


【本件に関する問い合わせ先】

 
東急建設株式会社
経営企画部広報担当 岡野
E-mail:webmaster@tokyu-cnst.co.jp

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