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鉄筋コンクリート構造物の漏水止水工法を確立
TWS工法

2010.02.17

  
 東急建設株式会社(東京都渋谷区:社長 市川正美)と株式会社バッサー(東京都東村山市:社長 寺山明)は共同で漏水止水工法の確立に向けて取り組んでまいりました。 種々の注入確認実験と様々な構造物への適用を重ね、ノウハウと実績を積み上げてまいりました。 TWS工法(鉄筋コンクリート構造物の漏水部止水工法)は、機械式注入ポンプを使用した高圧注入工法で、止水効果を高めた工法です。


【取り組みの経緯】

 従来、コンクリート構造物の漏水の補修には、多くの時間と費用が必要とされていました。特に、コンクリート内部に漏水経路となる間隙等がある場合、表面のみを止水しても別のルートから漏水を起こすことがある(二次漏水)ため、再度、止水工事・補修工事が必要となる場合があります。また、コンクリート構造物内部への高圧注入は、構造物を損傷させる恐れがあるため、採用されにくい現状がありました。
  そこで、東急建設ではこのような問題を解消し、確実な止水を行う新しい工法の実現に向けて、株式会社バッサーと共同で検討を重ねてきました。


【TWS工法の概要】

  TWS工法は、漏水個所の内部に向けて削孔した注入孔(φ10o)から、加水分解しにくい2液型疎水性発泡ウレタン樹脂を、エア駆動型のピストン式ポンプで注入する工法です。止水材料や水が構造物表面に漏出するのを確認しながら、漏水経路を塞いでいきます。

図1 注入フロー
図2 注入工法概要

【TWS工法の特徴】

 TWS工法は、構造物の内部から止水を行うため、貫通ひび割れなどの漏水欠陥はもとより、将来的に漏水経路となる恐れのある微細な間隙にまで止水材料を充填することが可能となります。そのため止水後の再漏水や二次漏水の再補修が殆ど不要となります。また、Vカットやシーリングを行わないないため、構造物の美観を損なうことはありません。
 注入圧はエアピストン式のポンプを使用しているため、通常の注入では0〜10Mpa程度の注入圧が生じます。漏水欠陥や注入の状況によって0〜50Mpaの間で変化しますが、誘導パイプを採用したことにより、構造物の損傷を最小限にとどめます。

【適用構造物、適用事例】

●鉄道・道路地下構造物

●共同溝・洞道・とう道

●処理場・ポンプ場等

●人孔・立坑

●地下駐車場

●建築地下構造物

●擁壁、その他RC構造物

 

 
写真1 施工状況
写真2 施工前状況
写真2 施工後状況



【今後の展開】
 今後はコンクリート構造物の延命化に役立つ東急建設のリニューアル技術のひとつとして、積極的に展開してまいります。
  TWS工法のパンフレットはこちら


【本件に関する問い合わせ先】

 
東急建設株式会社
経営企画部広報担当 岡野
E-mail:webmaster@tokyu-cnst.co.jp

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