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ローメンテナンスを実現する「クラピア苗吹付け緑化工法」を開発
緑化施工費及び維持管理作業の低減

2009.12.16

  
東急建設株式会社(東京都渋谷区:社長 市川正美)と倉持仁志先生(宇都宮大学 雑草科学研究センター)、株式会社ワダ・コーポレーション(東京都三鷹市:社長金丸絹代)は共同で、大規模緑地の草刈りなどの維持管理作業を軽減できる「クラピア苗吹付け緑化工法」を開発しました。


【開発の経緯】

  河川敷、公園など多くの緑地では景観維持やゴミの不法投棄を防止するため、毎年、草刈りが行われていますが、その手間やコストは膨大なため、この軽減策が期待されていました。
  「クラピア」という草丈が5cm程度の植物の特性、すなわち、葉が密生して生育するため雑草の種が地面に接触しにくく雑草の抑制効果があること、また、種子をつけず地上を這う茎で増殖することから種子が風で広がり緑化したくない畑等への侵食がない、という点を活かせば草刈りなどの手間の軽減が図れると考えました。
  「クラピア」は、地被植物の「イワダレソウ」を宇都宮大学 倉持先生が品種改良した植物で、多くの長所がありますが、これまではポット苗でしか施工できなかったため、施工コストが割高となり、大面積緑化への適用は困難な一面がありました。
   そこで、我々は、大面積の平坦地を低コストで緑化可能とした「クラピア苗吹付け緑化工法」を開発しました。

芝生での雑草生育イメージ
クラピアの雑草抑制イメージ

【開発技術の特徴】

本工法はクラピアの特性を生かす吹付け緑化工法として、以下のような特徴を持ちます。
●吹付けは種子ではなく、マット状のクラピア苗をカットして吹付けます。
●既存の種子吹付け及び泥吹付用機械で吹付けが可能です。
●客土、クラピアを同時に吹き付けることで施工工程を簡略化しました。
●吹付け後の初期潅水は必要ありません。一般的な気象時には雨水のみで生育可能です。

既存の種子吹付け機械
吹付け状況

 


【開発技術のメリット】

●吹付け機械を用いることで、低コストで大面積を緑化できます。
●春〜初夏に吹き付けた場合、吹付け約7週間後には植被率約60%、3ヶ月後には植被率約100%になります。

吹付け直後(5月21日)
 
吹付け約7週間後(7月10日)
植被率約60%

●クラピアが被覆してからは雑草抑制効果が発揮され、維持管理の手間及びコストが削減されます。


【今後の展開】
  今後は法面に吹付け可能となるよう、吹付け材料の配合の検討、また既に雑草が生育している場所にクラピア苗吹付けを行う際の事前の効果的な除草方法等を検討していく予定です。
 

【本件に関する問い合わせ先】

 
東急建設株式会社
経営企画部広報担当 岡野
E-mail:webmaster@tokyu-cnst.co.jp

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