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異業種間のスーパーコンピュータ利用
東急車輌製造(株)とスーパーコンピュータの利用契約締結
2000.07.28

東急建設鰍ヘ、東急車輌製造鰍ニ技術計算用スーパーコンピューターの使用契約を結んだ。8月1日から1年間の契約で、鉄道車両の衝突シュミレーションを始めとする技術解析に利用していく。これは、最近鉄道車両で衝突シュミレーションを要求されることが増えたことによるもので、東急建設はスーパーコンピューターの建築分野での衝突解析には実績があるが、異業種との技術交流は今回が初めて。今後両社は異業種間の技術交流を深めることにより、カスタマイズ技術などスーパーコンピューター利用価値を高めていく。

  東急車輌製造では、まず手始めにアイルランド国鉄向け輸出用電車の先頭車の衝突シミュレーションを行う。この電車には、乗客や乗務員を衝突の衝撃から保護するため、クラッシャブルーゾーンいう衝撃吸収構造を備えており、今回、衝突時にこの構造が有効に機能するかを証明するためのシミュレーションを行なう。
衝突シミュレーションは従来から実施していたが、計算は外部委託や自社のワークステーションを使用しており、一回のシミュレーション結果を得るまでに7日かかっていた。今回東急建設のスーパーコンピュータを使用する事で、これが3時間に短縮される。計算速度が飛躍的に早くなることから、より精度の高い計算を繰り返し実施できる環境が整うことになり、設計へのフィードバック情報の精度が格段に向上する。さらに設計品質が向上し、設計工程の短縮化も図られる。
今回使用するのは東急建設のクレイ社製スーパーコンピューター(CRAY―SV1)で、2CPU(中央演算装置)を並列使用する。使用する衝突解析ソフトは「PAM−CRASH」で、クレイ専用に高速化されたバージョン。契約は2,880時間/年となっている。東急車輌製造では車体の空力性能および室内空調についても同様に、東急建設のスーパーコンピュータであるIBM製RS6000(SP2)を使用して解析計算を実施していく。

  東急建設は「PAM−CRASH」を用いた衝突解析シミュレーションの実績が豊富であり、例としては、東京湾横断道の緩衝工や橋脚の地震応答のシミュレーションなどがある。東急建設では、このような異業種間の技術交流にもスーパーコンピューターを積極的に活用していく予定である。


【本件に関する問い合わせ先】

 
東急建設株式会社
経営企画部広報担当 下原
E-mail:webmaster@tokyu-cnst.co.jp

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