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直上高架切替工法「STRUM(ストラム)」による
東急目蒲線 不動前駅付近高架切替え工事を実施
1999.10.15

東急建設鰍ヘ、東急目蒲線不動前駅付近の立体交差工事を施工しています。このたび東京急行電鉄鰍ィよび鞄結櫁c骨橋梁と共同で開発した直上高架切替工法「STRUM」を採用して、全工期を通して工事の重要なポイントとなる営業中の線路を一夜のうちに高架に切替える作業を、平成11年10月9日深夜から翌10日早朝にかけて行いました。


【事業全体概要】

この工事は、東急目蒲線目黒駅付近〜洗足駅付近までの約2.8kmの区間を立体交差化する事業の一環として行われるものです。
現在、この区間の道路と鉄道は平面交差となっており、これを立体交差化することで都市計画道路補助26号線を始めとする18ヶ所の踏切が除去されます。工事延長2,803mの構造内訳としては、高架区間402m、掘割区間511m、地下区間1,890mであり、駅部については不動前駅は高架駅となり、武蔵小山駅・西小山駅は地下駅となります。
なお、目蒲線は平成12年秋には目黒駅で営団地下鉄南北線及び都営地下鉄三田線と相互直通運転を行う予定になっており、多摩川園駅で東横線に乗入れることで、目蒲線の利便性が向上します。
事業主体は東京都・品川区・目黒区・東京急行電鉄鰍ナ、設計監理は東京急行電鉄鰍ェ行っています。事業全体は6工区に分けて発注されており、そのうち東急建設は第1工区不動前駅付近692mと第3工区武蔵小山駅付近278mを受注しています。工期は平成7年11月〜平成15年3月を予定しています。
また、この事業は道路整備の一環として、ガソリン税、自動車重量税等の財源をもとに、建設省都市局所管の国庫補助により東京都都市計画事業として施行されるものです。


【不動前駅付近工事概要】

今回、当社がSTRUMを採用する第1工区は、不動前駅、環状6号線を含む高架橋部と掘割部に分かれています。
工事延長は目黒川橋梁始点方より不動前2号踏切(桐ケ谷通り)手前までの692mで、構造内訳としては目黒川橋梁改造部70m、高架橋部334m(環状6号架道橋35m、目黒第1架道橋10.5mを含む)、掘割部288mとなっています。
工事周辺は、始点方〜不動前駅までは上下線ともに側道(4.5〜7.5m)がありますが、不動前駅より終点方は側道がなく、商店、住宅、事務所ビルが混在しています。
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環状6号線交差部付近から蒲田方を望む 手前に扛上(こうじょう)部、、奥に旧営業線と上部に降下部


【直上高架切替工法(STRUM)】

鉄道の切替えは仮線方式で行われるのが一般的ですが、今回の切替え箇所は前述のように用地に余裕がないため、本工法を採用します。
工事では、軌道仮受杭を打設し、次に門構を設置して、高架切替区間570mを「扛上(こうじょう)部」「降下部」の2タイプ、計13ブロックに分割します。そして切替工事当夜は、事前に仮架設しておいた軌道仮受桁を速やかに所定の位置に移設し、終電から初電の間に切替えを完了させます。当夜の総人数は約1,200名余りで、動員数では過去最大規模となります。
今回の切替えの特徴は、本設桁である目黒川橋梁を切替え当夜に1.3m扛上すること、R=300mの急曲カーブ区間に直上高架切替工法を採用すること、および不動前駅部分含めて高架切替えを実施することです。
高架切替え後は仮設の状態ではありますが、当工事範囲は立体交差化されます。その後、軌道仮受桁の直下で高架橋本体構造物を構築して順次軌道仮受桁を撤去し、本設軌道に盛替えて完成となります。

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切替前
切替後 試運転列車の通過


【東急建設施工による過去のSTRUM工法】

1)東急池上線戸越銀座〜旗の台駅間連続立体交差化工事
直下地下切替工法(Shifting Track Right Under Method)
東急建設 東京支店 土木部 東急池上線(作)
平成元年3月18日(土)深夜
切替工事総人数 約400名
新設線に支障する在来線を仮受した軌道仮受桁を「撤去部」「縦取部」「扛上部」の3タイプに分割し、速やかに撤去することにより、終初電間で新設線に移設させ、切替えを完了させたものです。
2)東急東横線大倉山〜菊名駅間踏切除脚立体交差化工事
直上高架切替工法(Shifting Track Right Upper Method)
東急建設 東京支店 土木部 菊名作業所
平成3年10月19日(土)深夜
切替工事総人数 約800名
軌道仮受桁区間を「扛上部」「縦取部」「降下部」の3タイプ、7ブロックに分割して、事前に仮架設しておいた軌道仮受桁を速やかに所定の位置に移設し、終初電間で切替えを完了させたものです。


【本件に関する問い合わせ先】

 
東急建設株式会社
経営企画部広報担当 下原
E-mail:webmaster@tokyu-cnst.co.jp

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