なぜ今「建材製造段階のCO2」が注目されるのか?

「建材CO2」が注目される理由は、次にCO2排出量が多いステージだから!?【CMCOS No.2】
なぜ今「建材製造段階のCO2」が注目されるのか?
目次

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コムコス事務局のカトウです。こんにちは!
今回は本サイトのメインテーマである「建材製造段階のCO2」について、お話したいと思います。

建物ライフサイクルでCO2排出量が最も大きいステージは?

建物のCO2はライフサイクル全体で発生しますが、建物ライフサイクルのステージを大きく分類すると、

  1. 建材製造

  2. 施工(現場への輸送を含む)

  3. 使用

  4. 解体

の4つの段階に分けることができます。私の勤める会社の事例で各段階が占める割合をシミュレーションすると「建材製造」が16%、「施工」が4%、「使用」が79%、「解体」で1%でした。この割合は建物特性によって変動するので、おおよその目安として見てください。

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建物ライフサイクルで各ステージの占める割合(例)

多少割合が変わったとしても、圧倒的に大きいステージが使用段階で、ここには建物内で使う電気やガスなどエネルギーを使用するときに発生するCO2が含まれます(他にもフロン漏洩や維持保全に係るCO2などがあります)。

最も大きいステージは使用段階でした、が...

CO2削減を考えるとき、割合が大きい部分から下げていくと効率が良いので、少し前までCO2削減で検討するのは、この使用段階で、いかに省エネルギー化するかというのがメインでした。

ところがここ数年で、省エネ法への対応やZEB(ゼロエネルギービル)化、再エネ電力などが普及したことで、ここの比率がだいぶ下がってきました。

次に大きいステージが、建材製造段階

そこで注目され始めたのが、次に比率が大きい建材製造段階で発生するCO2(長いので、以降は「建材CO2」と略します)です。

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ところが「建材CO2」を削減するには、色々と問題があります。

「建材CO2」の算定方法が曖昧・・・

CO2削減を検討するには、まず現状のCO2排出量がいくらであるか数値化(見える化)が必要なのですが、「建材CO2」の算定は、ある程度の専門知識がないと難しく、統一的な方法がありません。現状は各社がそれぞれ選択した方法・ツールで算定しています。

でも、この算定方法の標準化については、現在、産官学連携して議論されているところで、今後数年の間に徐々に固まっていくのかなと思います!

そして求められるCO2低減策

今後、算定方法が統一されて数値が見える化されると、次に求められるのがCO2低減策です。

実は、民間レベルだともうCO2低減策が求められています。私自身も建設会社として、自社で対応可能な低炭素型コンクリートなどCO2低減提案をよくやるのですが、なかなか自社の取組みだけでは足りず、建材メーカーさんの低炭素建材を探して提案しています。

 

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東急建設でよく提案する低炭素型コンクリート(CELBIC)

 

建物は何千何万という建築資材の寄せ集めなので、一社だけ頑張っても微々たるもので、みんなが協力しないとなかなか下がらないのですよね。

皆で協力し合って、建材CO2削減を促進できるといいなと思ってます!