目に見えない結露を"リアルタイム監視"『結露検知システム』

東急建設と株式会社アキューゼが開発した、目に見えない結露をリアルタイムで検知できる「結露検知システム」を紹介します
目に見えない結露を"リアルタイム監視"『結露検知システム』
目次

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結露発生によるトラブルを未然に防ぐ

結露はカビや腐食などのトラブルの原因です。結露は窓ガラスの曇りなど、目に見えるようになって確認することができますが、目に見えない微小な水滴(0.11μm)を検知し、対策を講じることでトラブルを未然に防ぐことができます。

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従来技術の問題点

従来の湿度計や結露検出器等を用いる方法では、結露の発生を早期に検知することが難しく、結露による被害が発生してから対策を講じることが一般的でした。

結露検知システムとは

結露検知システムは目に見えない初期段階の結露を検知することができます。

システム構成

システムは、モイスチャーセンサデバイス(以下、「センサデバイス」)、データ受信機、LTE送信ゲートウェイ、クラウドアプリの4つの主要なコンポーネントで構成されています。

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メリット

センサデバイスとデータ受信機は無線で通信するため、新築の建物だけでなく既存の建物でも対応できます。

クラウドアプリを利用することで、検知対象建物から離れた場所でも結露検知システムにアクセスでき、状況に応じた対策を促すことができます。

モイスチャーセンサーの動作原理

モイスチャーセンサの内部には、複数の微細な金属電極が並んでいます。この電極間に水滴が付着すると、電流が生じてセンサデバイスは結露を検知します。

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実建物での実施例

実建物での実施例です。当社施工の冷凍冷蔵庫の冷凍庫の壁面に「結露検知システム」を設置しました。比較として、従来技術の「温湿度センサ」で温度湿度のモニタリングを行っています。

「結露検知システム」では目に見えない初期の結露を検知することができ、結露のタイミングが特定できます。しかし「温湿度センサ」では結露の判定ができませんでした。

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開発者メッセージ

開発の背景

現代の建築では、高断熱・高気密化が進む一方で、室内外の温湿度差の拡大により結露の発生リスクが増大しています。結露は、建物の構造体や内装材の劣化、電気設備の故障、居住者の健康被害など、さまざまな問題を引き起こします。そのため、結露の早期検知と適切な対策が非常に重要です。

当社と株式会社アキューゼは、国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS※)の技術を応用して、これまで検知が困難だった目に見えない結露をリアルタイムで検知し、結露を原因としたカビや腐食などのトラブルを未然に防ぐ「結露検知システム」を共同で開発しました。

NIMS:国内で唯一、物質・材料科学の研究に特化した国立研究開発法人。

今後の展開

「結露によるトラブルが顕在化してから対処する」のではなく、「目に見えない結露を検知し早期に対処する」ことを目的に、冷凍・冷蔵倉庫、食品工場、美術館、図書館、病院など、さまざまな用途の建物に結露検知システムの導入を進めてまいります。結露検知システムを活用することで、竣工後の性能検証だけでなく、建物の運用によって起こるトラブルを未然に防ぐことができます。

当社はこれからも建物の性能を維持する方法を探求し、お客様の満足度を向上させる取り組みを推進してまいります。

 

『結露検知システム』に関しての詳細を知りたい方は、お気軽にお問い合せください。

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