今、注目される「木造・木質化」を実現させる技術

当社の技術を様々なカテゴリーで皆さんにご紹介します。 今回は「今、注目される『木造・木質化』を実現させる技術」と題して、環境に配慮した材料系の技術についてご説明します。

今、注目される「木造・木質化」を実現させる技術

木造棚卸サムネ.png

当社では様々な研究開発を行っていますが、その中から今回は木造・木質化に関する開発技術についてご紹介します。

P&UA構法(中高層木造建築工法)

一方向をラーメン架構、他方向を耐力壁付き架構で構成し、柱、梁のジョイント部分には鉄骨を用い、新たな接続方法と耐力壁により高耐力、高剛性、高靭性を実現し、免振構造を併用せず中高層木造建築を可能とした構法。

木造P&UA1.png

木造P&UA2.png

メリット 
木造で中高層までの建築が可能となり、脱炭素、CO2排出量の削減に貢献できます。

コスト/工期 
免振構造との併用に比べコスト削減に繋がります。また柱・梁のジョイント部分に鉄骨を採用することで、柱・梁の断面寸法の軽減に繋がっています。工期は、鉄骨造と同程度です。

適用建物用途 
共同住宅、教育施設、宿泊施設など

 

モクタスWOOD(木質耐火部材、木質準耐火部材)

モクタスWOOD:耐火の基準が厳しいところでも木造を可能にする、3時間耐火までの性能を持った木質耐火部材です。(本技術は株式会社シェルター社保有のCOOLWOODⓇのOEMです。)

モクタスWOOD準耐火:耐火被覆として後張り可能な燃えしろにあたる木材を張り付けることで、1時間準耐火(はりは75分)までの性能を持った木質準耐火部材です。(本技術は当社で開発し特許を取得した技術です。)

モクタスWood.png

写真左)モクタスWOOD 写真右)モクタスWOOD(準耐火)

メリット 
モクタスWOOD:3時間耐火仕様が実現したことで、階数の制限がなくなり、今まで鉄骨造や鉄筋コンクリート造で建てられてきた超高層ビルに木造を取り入れることが可能です。
モクタスWOOD準耐火:木質被覆材の樹種制限はなく、全国各地の木材を使用可能。また複数枚張りにも対応可能、長スパンのはり・吹抜けの長い柱にも使用可能です。

コスト/工期 
モクタスWOOD:木材で燃えどまり層を構成する方法に比べ安価な石膏ボードを使用して います。現場施工、工場施工のいずれも対応可能です。
モクタスWOOD準耐火:木質被覆材を張り付けることにより部材断面を軽減できるため、コスト削減、納期短縮に繋がります。現場施工、工場施工のいずれも対応可能です。

適用建物用途 
事務所、商業施設、教育施設など

 

SQサイレンス50(木造高遮音床システム)

木質系建築に適用できる高遮音二重床システムです。

(本工法は、当社、ナイス、淡路技建の3社による共同開発です。)

木造遮音床.png

メリット 
専用の高遮音型乾式二重床と独立遮音天井を組み合わせることで、木造の特徴である軽量さを損なうことなく、RC造とほぼ同等の音環境を提供します。

コスト/工期 
湿式による遮音システムに比べ、建物重量が軽くなることによりコスト削減に繋がります。工期は一般の二重床と同程度です。

適用建物用途 
共同住宅、教育施設など

 

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