概要
硬化コンクリートの各種試験や土質関係の試験において、試験時の雰囲気温度や相対湿度が定められているものがあります。恒温恒湿室は、このような試験を行うための、室温と相対湿度をコントロールできる試験室です。20℃60%RH一定の恒温恒湿室と、温度可変の恒温恒湿室があります。
性能
- 第1恒温恒湿室
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温度20±2℃一定 相対湿度60±10%一定 床面積110m²
- 第2恒温恒湿室
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温度20±2℃一定 相対湿度60±10%一定 床面積74m²
- 第3恒温恒湿室
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温度10〜70±2℃可変 相対湿度40〜80±10% 可変床面積14m²
- 第4恒温恒湿室
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温度-10〜20±2℃可変 相対湿度制御不可 床面積14m²
- 第5恒温恒湿室
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温度20±2℃一定 相対湿度60±10%一定 床面積35m²
用途
- コンクリートの乾燥収縮試験、圧縮クリープ試験
- コンクリートの気中養生
- 各種材料の設定温湿度環境下での評価試験など
実績
- 超高強度コンクリートの圧縮クリープ、乾燥収縮試験,乾燥収縮ひび割れ試験
- 再生粗骨材コンクリートの圧縮クリープ、乾燥収縮試験,乾燥収縮ひび割れ試験
- 低炭素型コンクリートの乾燥収縮試験など多数