人工気象室

概要

温度、湿度、日射、降雨、降雪、風などの気象環境因子を、単独または組み合わせてさまざまな気象条件を再現することが可能な施設です。建築物の材料や部材、設備機器などの技術開発のほか、それらの性能評価や、雨や雪などによる気象災害の検証にも活用しています。実験室が大きく、実物大の試験体を用いた実験が可能です。

性能

室内寸法

W5m×L12.5m×H5.6m

実験室への搬入口の大きさは、W3.4m×H2.5mとなります。この寸法を超える試験体は搬入できません。

温度

-10℃~+60℃

2020年2月を持ちまして、-10℃より低い温度帯は再現できません。

湿度

10%RH~95%RH(30℃において)

日射

最大1kW/m²(照射面積:1.75m×1m、照射距離:1m)

降雨

60、180、300mm/hr の3パターンが再現可能(降雨範囲:約8m²)

降雪

20mm/hr(面積:約6m²)

降雪時の室温は-10℃以下
雪質・結晶形状は成行き

風速

最大10m/s(面積:2m×1.4m)

用途

  • 外壁や窓などの断熱性能実験
  • 壁や床などの結露実験
  • 空調・換気による室内環境実験
  • 換気口など外部開口部の防雨、防風実験
  • 採光関連実験
  • 太陽光、太陽熱利用機器の性能実験
  • 融雪などの雪処理機器の性能実験
  • 各種機器の耐寒・耐熱実験

利用条件

人工気象室等の操作は当社が担当いたします。
計測の内容によりますが、当社でもお引き受けすることも可能ですので、ご相談下さい。

実績

  • 住宅外壁の断熱・結露実験
  • 事務所における室内環境実験
  • 自然光採光実験
  • 換気口の防雨・防風実験
  • 融雪・滑雪実験
  • 各種機器の耐寒・耐熱実験

料金・利用方法等

料金・利用方法等につきましてはお問い合わせ願います。