複合音響実験施設

概要

複合音響実験施設は、建築音響設計の他、様々な目的の音響計測に利用できます。主な施設としては、3つの残響室と大型の無響室があります。残響室では、仕上げ材料・椅子などの吸音率試験,設備機器などのパワーレベル測定,間仕切り壁などの音響透過損失試験,床材の床衝撃音レベル測定が行えます。また、大型無響室では、楽音などの無響室録音,楽器・スピーカなどの指向特性の測定,道路・鉄道騒音などの縮尺模型実験を行うことができます。

性能

残響室の仕様

床面積

第1残響室:51.5 m²
第2・3残響室:34.4 m²

室容積

第1残響室:319.9 m³
第2・3残響室:183.3 m³

大型無響室の仕様

室内寸法

L:11.6m W:11.6m H:6.5m

空調設備

常時温湿度管理

室内騒音

NC-15以下(可聴限界以下)

主な用途

  • 第1残響室のみ使用:吸音率試験,音響パワーレベル測定
  • 第1残響室と第2残響室を使用:音響透過損失試験
  • 第3残響室と第2残響室を使用:重量床衝撃音レベル測定,軽量床衝撃音レベル測定
  • 大型無響室:無響室録音,音響パワーレベル測定,指向特性の測定,音響縮尺模型実験

過去の主な実績

  • ホテル用乾式間仕切壁・マンション用防音換気口の音響透過損失試験
  • 劇場・コンサートホール用椅子の吸音率試験
  • 住宅用乾式二重床の重量および軽量床衝撃音レベル測定
  • ピアノ・太鼓・バイオリン等の無響室録音
  • 縮尺模型による鉄道高架橋の騒音検討(防音壁の検討)

利用条件

施設に付属する機器の操作は当社が行います。
計測も原則として当社が担当します。

料金・利用方法等

料金・利用方法等につきましてはお問い合わせ願います。

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