特徴
今回開発したタイプの適用効果を把握するため,実構造物を模擬した壁部材で実大施工実験を行った結果,以下の効果が確認されました。
・外観は初期欠陥がなく,表面気泡や色むらが少ない良好な出来栄え
・CO2排出量は従来のコンクリート(セメント種類:N)と比較して,最大73%削減
・施工時間は従来のコンクリート(SL12cm)と比較して,58%削減
現状,ハイプロダクリートをコンクリート工事に適用した場合,需給バランスと生コンプラントの設備管理費によって従来コンクリートよりもコストが増加しますが,将来的にカーボンクレジットと排出量取引が本格化し,CO2価格が考慮されるようになるとコストでも優位性を持つ可能性があります。また,CO2価格に応じた最適なタイプを選択することも可能です。
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開発コンセプト -

実大施工実験で構築した壁の出来栄え
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従来のコンクリートと比較した壁部材の構築に要するCO2排出量および施工時間割合
システムの適用
- 一般的な新設の土木構造物のコンクリート工事
このようなお悩みを持っている方に最適な技術です
- コンクリートのCO2排出量を削減したい
- 従来よりも少ない人数でコンクリートを打ち込みたい
- 従来よりも短い時間でコンクリートを打ち込みたい