特徴
杭の主筋をパイルキャップに定着しない構造です。杭頭部に機械式継手が設けてあり、機械式継手の上下に芯鉄筋と呼ばれる鉄筋を接続します。パイルキャップ側に接続する芯鉄筋は杭頭処理後に施工します※。したがって、杭頭処理作業時に余盛り部に鉄筋をなくすことが可能となるため、杭頭処理作業が省力化され、騒音・振動作業の軽減に有効です。杭頭部の外周には杭頭鋼材と呼ばれる平鋼または山形鋼が取付てあり、これは所定の杭径を確保し、杭頭部の端部が欠けることを防止するため、性能確保に有効な部材です。
また、構造実験で確認した本工法による杭頭部の変形性能を設計モデルに反映することにより、従来の設計よりも杭頭部の曲げモーメントを低減することが可能です。杭径や配筋量の減少が可能となり、廃棄物となる掘削土量やコンクリート量を削減することでコストや環境負荷の低減を図ることができます。
「JUPITA」は、東急建設の登録商標(登録第6718961号)です。
※ 特許第7308871号
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JUPITAの構成 -

杭頭処理後

システムの適用
- 杭の断面設計が曲げモーメントにより決まる構造物
- 杭頭処理による騒音振動を低減を要求されている建物
実績
上記案件への適用を検討中
このようなお悩みを持っている方に最適な技術です
- 杭頭処理による騒音振動を軽減したい
- 場所打ちコンクリート杭の設計を合理化したい