横補剛省略工法

横補剛省略工法とは,鉄骨梁とシアコネクタで連続的に結合された床スラブによる拘束効果を考慮することで,鉄骨梁の横補剛を省略できる技術です。 本技術を採用することで,鉄骨使用量の削減や製作工程の省力化が期待できます。

横補剛省略工法

特徴

 鉄骨梁とシアコネクタで連結された床スラブによる拘束効果を考慮することで、従来必要とした横補剛材を省略できることに加え、許容曲げ応力度を大梁スパンに応じて低減する必要がなく、許容引張応力度と同等として扱うことが可能となります。また、保有耐力横補剛された梁として扱うことができ、梁の終局曲げ強度を鉄骨梁の全塑性モーメントとすることができます。
床スラブが取り付く鉄骨梁であれば,純鉄骨造だけでなくTQ-MIXやSWITCH-spの鉄骨梁にも適用可能です。
 なお本技術は、日本ERI株式会社による構造性能評価を受けていますので、一般確認申請の手続きで採用が可能です。

横補剛省略工法の概要
横補剛省略工法の概要
横補剛省略工法
横補剛省略工法

システムの適用

床スラブが取り付く鉄骨梁

このようなお悩みを持っている方に最適な技術です

  • 設備配管スペースを確保したい
  • 少しでも鉄骨数量を減らしたい