電気炉酸化スラグコンクリート「E-PEC」

E-PEC(イーペック)は、電炉製法で鉄を製造する過程で発生する電気炉酸化スラグ細骨材を天然骨材の代替に使用した環境配慮型のコンクリートです。 JIS A 5308に適合するコンクリートとして認証を取得(JIS認証取得)しており、渋谷・東急沿線を中心とした地域に供給可能です。

電気炉酸化スラグコンクリート「E-PEC」
左:天然骨材(砕砂)、右:電気炉酸化スラグ細骨材
左:天然骨材(砕砂)、右:電気炉酸化スラグ細骨材
製造の様子(風砕:㈱星野産商にて)
製造の様子(風砕:㈱星野産商にて)

特徴

  • 骨材形状が球形であるため、コンクリートの流動性が向上し、施工性の改善や単位水量の低減に伴う乾燥収縮量の減少・中性化の抑制などの高耐久化が望めます。
  • JIS認証は、細骨材の20%と50%を電気炉酸化スラグ細骨材に置換したコンクリートで取得しており、適用部材や使用目的に応じてコンクリートを使い分けることができます。
  • 同一強度を確保した上で単位セメント量の低減が可能であるため、一般的な骨材を使用したコンクリートに比べて二酸化炭素の排出量を最大で約10%削減することも可能です。

システムの適用

・コンクリートを使用する工事全般

このようなお悩みを持っている方に最適な技術です

  • 資源保護を推進したい
  • コンクリート構造物を高耐久化したい
  • 二酸化炭素排出量を低減したい
  • SBTのスコープ3に取り組みたい