木質系建築に利用できる高遮音二重床システム SQサイレンス50

SQサイレンス50は、床板と防振支持脚の振動特性に着目して開発された高い遮音性能をもつ二重床システムです。床板には、スクエア形にプレカットしたパーティクルボードを使用し、防振支持脚の仕様と配置を最適な組合せに調節することで、木質系床構造の「高遮音化」と「軽量化」の両立を実現しています。 これにより、木造建築物において、木の良さである軽量さを活かしながら、対策が難しい重量床衝撃音に対して、LH-50(試験値)を達成しました(図3, 表1参照。特許出願中)。また、ウッドデザイン賞2020をソーシャルデザイン部門(建築・空間・建材・部材分野)にて受賞し、「持続可能な社会」の実現に向けた木材利用の促進を目的とした技術としても顕彰されています。

木質系建築に利用できる高遮音二重床システム SQサイレンス50

特徴

・要求性能に対応した仕様選択が可能
フローリング材と独立天井の天井材の種類により、床衝撃音遮断性能が異なる2タイプの仕様(標準タイプ・高性能タイプ)を用意しています。要求性能に適したタイプを選択することが可能で、コスト面においても、より合理的な対策ができます。

・木造の良さを活かす軽量さ
従来の遮音対策は、高密度の板状材を介在させるため、床質量が過大化する傾向にありましたが、本システムの二重床は、軽量部材で構成しているため、単位面積あたりの重量が50kg/㎡以下に抑えられています。これにより、建物自重の増加を抑制できるため耐震性の確保にも有利となります。

・床鳴りの防止と良好な歩行感の確保
床鳴り防止用緩衝材の挿入や捨張合板による床面剛性の調整を行うことで、高い防振性能(遮音性能)を維持しつつ、「床鳴りの防止」と「良好な歩行感」を実現しています。また、耐荷重実験による安全性の確認も行っています。

・床乾式工法で特殊な工具が不要
乾式工法かつ各部材が軽量であるため重機を要せず設置が容易です。



システムの適用

  • 中規模の集合住宅および、学校・高齢者施設・保育施設・商業施設等の非住宅の中規模木造建築物
  • 高い遮音性能が要求される中高層木造建築物

実績

  • 東京都内の二世帯戸建住宅、三階建て集合住宅等に採用予定

このようなお悩みを持っている方に最適な技術です

  • 木造での建築を検討しているが、上下階の騒音対策に困っている
  • 木造床の遮音対策を検討しているが、床質量が重くなりすぎて困っている