基本的な考え方
建設業を祖業に創業し様々な社会課題の解決へ挑戦する中で、これまで、建物や社会インフラの直接の発注者様だけでなく、周辺地域の皆さま、ひいては社会全体に対し、企業理念である「安心で快適な生活環境」を提供してまいりました。
当社のブランドメッセージである、『「建てる」を超え、未来を生みだす。』には、これまで以上に建設を変革し、建設業の枠を超え、社会課題の解決に挑み続け、新しい未来を生みだしていく、という決意を込めています。このメッセージのもと、これからも地域や社会とより良い関係を築きながら、皆さまの期待を超える新しい未来を生みだしてまいります。
地域交流活動
作業所周辺地域との交流
作業所周辺地域の学校など教育機関や行政機関と連携し、地域交流イベントや現場見学会などを行っています。また、地元自治会等と協力し、花植えや清掃活動、イルミネーションの設置など、積極的に周辺地域の皆さまとの交流を図りながら、建設工事へのご理解を深めて頂けるよう努めています。
とうきゅうキッズプログラム
当社では小学4年生~6年生とその保護者の皆さまに、親子で一緒に職業体験や施設見学等のプログラムにチャレンジしていただく体験型イベント「とうきゅうキッズプログラム」を開催し、生活に密着した幅広い分野で事業展開している「東急グループ」についてもっと良く知ってもらい、より身近に感じていだただければ、という期待を込めて2009年より毎年実施しています。(新型コロナ感染症の流行期間における当社の参加は見送り)
高校生現場見学会
当社では、地域の工業高校などを対象とした現場見学会を実施しています。初めて建設現場に入る学生も多く、当社社員の説明に真剣な表情で聞き入っていました。見学会をきっかけに、一人でも多くの学生に、建設業に興味を持っていただけることを期待します。
夏休み!公園生き物観察会
毎年9月頃、都立青山公園において港区立青南小学校が実施している課外授業(生き物観察会)に講師として参加しています。この課外授業は公益財団法人東京都公園協会(以降公園協会)からのご依頼により、公園協会と当社とで企画しており、子供たちはチョウやトンボを追いかけるだけでなく、公園内の植物や昆虫の話を聞きながら、「いきものクイズ」等主催者側が考えた楽しい企画に挑戦し、楽しいひとときを過ごします。この取組は2018年から実施しており、2020年、2021年においては新型コロナウイルスの影響でオンライン等での講義となっていましたが、2022年より再び公園での課外授業を実施しています。
当社では、土木事業本部環境技術部が生態系ネットワーク評価技術開発のための基礎データ収集活動の一環として2010年~14年に都立青山公園における調査を実施しており、2012年~2017年まで、公園協会からの共催のご依頼に応えるかたちで「夏休み!公園生き物観察会」として、捕虫網や虫かごを持った10~20家族ほどの子どもと大人が集うイベントについて、企画段階から参加していました。
日建連「けんせつ探検隊」現場見学会
(一社)日本建設業連合会が主催し、毎年夏休みシーズンに小中学生やその保護者の方を対象として建設現場見学を行う「けんせつ探検隊」に、当社も参画しています。普段見る機会のない建設現場を見学し、生き生きと働く従業員や技能労働者と接することで、建設業の魅力、楽しさを感じてもらっています。
当社では2015年から参加し、未来の担い手たちに、建設業の魅力を感じてもらえるよう、毎年選定した建設現場ならではのお仕事を親子で体験いただいています。(新型コロナ感染症の影響により2020年、2021年は中止)
社会貢献活動
アフリカへの衣料品援助活動
東急建設では創立30周年に作業着を一新したのを折に、旧デザインの作業着に加えて全社員に呼び掛けて衣類を集め、 西アフリカでの救援活動を展開しているNGO「マザーランド・アカデミー・インターナショナル」(命の等しさ尊さを行動で子供たちに伝える母の会)を通じて現地の人々に届けていただきました。
以来、当社グループ従業員と協力会社から寄せられた衣料品を、援助の届かないアフリカ地域へ提供する活動を1991年から毎年実施しています。2022年までの32年間に延べ20万点を超える衣料品等をマリ共和国などへ届けています。
リレー・フォー・ライフ・ジャパンへの協賛
チャリティイベント『リレー・フォー・ライフ・ジャパン』(命のリレー)は、がん患者とその家族の支援、がん予防に対する意識の向上、命の大切さなどを次世代へ伝えることを目的に啓発活動をおこなう地域密着型チャリティイベントです。
当社では、がん予防に対する意識の向上、命の大切さを次世代に伝えることを目的に、2009年の「さいたま大会」を皮切りに、首都圏を中心に各地域の大会に協賛するとともに、従業員と家族、協力会社が24時間チャリティウォークや募金活動に協力しています。会場図面作成当日の設営・撤去作業など大会運営面もボランティアでサポートしています。(新型コロナ感染症の影響により2020年、2021年のイベント活動は不参加)
植樹活動
2009年からNPO法人Silva(シルワ)が運営している、ゴルフ場開発中止に伴い放置された森を土地本来の樹木を植樹しながら森を再生する湘南国際村めぐりの森植樹イベント(神奈川県横須賀市)に2019年から参加し、植樹活動とともに、森のメンテ作業などの活動を行っています。2020年度は、コロナ禍により人数を制限しながら、参加回数を6回に分けて延べ41名が参加しました。生物多様性の確保に向けた取り組みとして、このような植樹ボランティア等への参加を会社組織での取り組みとして展開すべく、2021年度より目標に掲げ、取り組みを推進していきます。
映画「復興の道しるべ」制作・上映
2011年東日本大震災で甚大な被害を受けた三陸鉄道北リアス線の復旧工事のドキュメンタリー映画「復興の道しるべ」を制作しました。この映画は、復旧工事に携わった土木技術者たちが想いをつなぎ、北リアス線全線再開を通じ震災復興に貢献し続けた奮闘の記録となっています。震災の風化防止や広く一般の方にも土木技術者の理解を深めて貰うため2019年2月に上映会を開催。現在はYouTubeでも公開しています。社会基盤を支える土木技術者への関心を高める取り組みが評価され、2018年度土木学会コンクール最優秀賞を受賞しています。