グリーンインフラの取り組み
地球温暖化などを要因とする集中豪雨の増加による氾濫などの自然リスクが上昇する中、グリーンインフラが果たす役割が期待されています。
自然がもつ多様な機能を活用するグリーンインフラを導入することで、自然環境への貢献はもちろんのこと、不動産価値の向上や地域活性化等様々なメリットが生まれます。
当社では、これまで培ってきた経験により、計画から維持管理、環境教育といった、グリーンインフラの活用をご提案します。
東急建設のグリーンインフラ施工
南町田グランベリーパーク
商業施設の再開発において、防災減災に貢献するレインガーデンやバイオスウェルを施工しました。レインガーデンやバイオスウェルとは、敷地内に降った雨を集め一時的に貯留し、地中にゆっくりと雨水を浸透させる機能を持つ施設です。
アスファルト舗装路面では、大雨が降った場合などにそのまま雨水が下水道などを通じて河川などへ流れ込んでしまい、氾濫を引き起こす原因になります。レインガーデンやバイオスウェルを設置することで、敷地外への雨水の流出を減少させ、氾濫を防止する役割を担うことができます。
ザ・パークハウス 自由が丘ディアナガーデン
生態系に配慮した外構緑化を、施工物件において実施し、オフィスビルや集合住宅等の土地利用における生物多様性の取り組みを認証する制度である、いきもの共生事業所®認証(ABINC認証)を取得しました。
周辺地域の自然環境の生態系について着工前の調査を実施の上、地域の生態系に配慮した緑化計画とし、既存樹木の有効活用や生態系の基盤になる土壌を一部保全するなど、生態系に配慮した緑地を創出しました。周辺に生息するシジュウカラやチョウ類の休息場所や餌場となることを目指し、それら生き物の好む樹種であるクロモジやクスノキ、ツツジ類等を植栽しました。
渋谷スクランブルスクエア
緑地の少ない都市部において貴重な緑地の一つであるビルの壁面緑化を実施しました。
植物は風速が早くなることで枯れてしまうと言われています。しかし、ビルの高層部における風環境下での植物の生育は不明な点が多かったことから、複数の植物に対し高層部の風環境を再現し実験を行いました。実験の結果、高層部の風環境の良好においても良好な生育が確認されたヘデラヘリックスを採用、高層部の壁面緑化を実施しました。