気候変動リスクへの対応

気候変動リスクへの対応

気候変動への取り組み

当社は、CO2などの温室効果ガスによる気候変動リスクを最重要課題の一つと認識しています。地球温暖化防止、生物多様性保全、資源有効利用などの環境に配慮した建設活動や技術開発を推進するとともに、気候変動問題に対する社員の意識改革を促しています。

温室効果ガス削減目標のSBT認定を取得

パリ協定で合意された気温上昇を2℃未満に抑える目標を達成するため、当社は、温室効果ガスの排出量削減に向けた国際的な枠組みであるSBT認定を取得しました。
中長期目標として、2℃を十分に下回る目標を設定し、目標達成に向けた取り組みを実行していきます。

SCIENCE BASED TARGETS

取り組みの一つとして、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)プランナーの認定を取得し、新築やリニューアルのZEBを推進しています。

CDP回答

2019年より気候変動に対する取り組みについて国際的な調査・評価機関であるCDPへの回答を行っています。初年度の回答では、A~Dの8段階のB-の評価を受けました。評価で指摘された事項について、改善・向上を図り、温室効果ガス排出量の削減を推進しております。

CDP

環境目標と環境関連活動状況

当社では、重点項目として地球温暖化防止、資源有効活用の目標を定め、これらの状況を継続的に把握しています。

2019年度 単体目標・実績

サプライチェーンを含めた排出量等一覧

マテリアルフロー

事業活動における環境負荷低減に向けた取り組み

工事現場における具体的な取り組み

工事現場からの温室効果ガス排出量は、重機・運搬車両の使用によるものが多く、環境負荷低減に向けてはこれらの削減が必須となります。特に土木工事関連で排出が多いため、残土等の搬出に対策を講じることは大きな削減効果につながるとともに、運搬回数を減らすことで安全面での効果にもつながっています。当社では、建設現場の社員一人ひとりが環境負荷低減に貢献するため、CO2削減に継続的に取り組んでいます。

工事現場における具体的な取り組み

環境負荷低減型材料の開発

建設の主要資材であるコンクリートについて、二酸化炭素排出量の削減、天然資源の使用削減、廃棄物の低減の3項目を推進するための技術開発に取り組んでいます。

工事現場における具体的な取り組み

グリーンインフラ実証施設

近年、都市部での集中豪雨が頻発する中で、東急建設では、2018年に自然環境が持つ機能を活用したグリーンインフラ※の実証実験施設を研究所の敷地内に設置しました。同施設は雨水を「貯める」、「使う」、「自然に還す」、生き物が「棲む」、「育つ」をキーワードに、①都市型集中豪雨対策(雨水流出抑制、浸透促進)②環境保全の技術(雨水の有効利用、水循環の促進、動植物の生息・生育環境の創出)を検証することを目的としています。

グリーンインフラ:自然環境が有する機能(防災・減災、生物多様性の保全など)を活用し、持続可能な地域づくりを推進する考え方です。

グリーンインフラ実証施設概要図

雨水の浸透促進イメージ図

環境計測を行った結果、集中豪雨時の雨水の貯留及び流出防止効果を確認しました。また、「水辺の生息空間(ビオトープ)」の機能を併せ持ち、ヒートアイランド現象を抑制するほか、放流したヘイクボタルの累代飼育に成功するなど昆虫類や鳥類の生息を可能にする生物多様性保全効果も確認しました。
本実証施設で得られたデータをもとに、都市部における防災・減災の提案や環境保全活動等を進めていきたいと考えています。また、生物多様性の教育活動の場として活用することで地域コミュニティも巻き込んだ取り組みを実施したいと考えています。

  • 施設の様子

    施設の様子

  • シジュウカラ
  • オナガ
  • ヘイケボタル

施設の生物の観察状況
(シジュウカラ、オナガ、ヘイケボタル)