気候変動リスクへの対応

気候変動リスクへの対応

気候変動への取り組み

当社は、CO2などの温室効果ガスによる気候変動リスクを最重要課題の一つと認識しています。地球温暖化防止、生物多様性保全、資源有効利用などの環境に配慮した建設活動や技術開発を推進するとともに、気候変動問題に対する社員の意識改革を促しています。

環境目標と環境関連活動状況

当社では、重点項目として地球温暖化防止、資源有効活用の目標を定め、これらの状況を継続的に把握しています。

環境目標

マテリアルフロー

マテリアルフロー

環境配慮設計

建物の運用段階での環境負荷を低減する上で、設計段階における環境への配慮は重要なプロセスです。当社は環境方針の中で地球・地域環境に配慮した設計の推進を重点取り組み項目として掲げ、全ての設計物件について環境配慮設計の取り組みを行っています。

リニューアルZEB

CO2のサプライチェーン排出量のうち86.9%を占める建物使用時の排出量削減を目指し、竣工から25年経過した当社技術研究所をZEB※化に向け改修しました。現時点の成果として国内トップレベルの76%のエネルギー削減を実現しています。エネルギー100%削減(Net Zero)を目指し更なる改善を進め、今後増加する既存建物のリニューアル需要に応えていきます。

ZEB:ゼロ・エネルギー・ビル:使用するエネルギー消費量を限りなくゼロにする建物

  • 技術研究所をZEB化

    技術研究所をZEB化

  • 水素製造・貯蔵・発電システム

    水素製造・貯蔵・発電システム

特徴

  • 省エネ:外部熱負荷の低減(ダブルスキンカーテンウォール、外壁外断熱、複層ガラス)
  • 創エネ:CO2を排出しないエネルギーのBEST MIX(太陽、地中熱、水素※)

水素製造・貯蔵・発電システムは、民間事業では国内初導入。

グリーンインフラ実証施設

近年、都市部での集中豪雨が頻発する中で、東急建設では、2018年に自然環境が持つ機能を活用したグリーンインフラ※の実証実験施設を研究所の敷地内に設置しました。同施設は雨水を「貯める」、「使う」、「自然に還す」、生き物が「棲む」、「育つ」をキーワードに、①都市型集中豪雨対策(雨水流出抑制、浸透促進)②環境保全の技術(雨水の有効利用、水循環の促進、動植物の生息・生育環境の創出)を検証することを目的としています。

グリーンインフラ:自然環境が有する機能(防災・減災、生物多様性の保全など)を活用し、持続可能な地域づくりを推進する考え方です。

グリーンインフラ実証施設概要図

雨水の浸透促進イメージ図

環境計測を行った結果、集中豪雨時の雨水の貯留及び流出防止効果を確認しました。また、「水辺の生息空間(ビオトープ)」の機能を併せ持ち、ヒートアイランド現象を抑制するほか、昆虫類や鳥類の生息を可能にする生物多様性保全効果も確認しました。
本実証施設で得られたデータをもとに、都市部における防災・減災の提案や環境保全活動等を進めていきたいと考えています。また、生物多様性の教育活動の場として活用することで地域コミュニティも巻き込んだ取り組みを実施したいと考えています。

  • 施設の様子

    施設の様子

  • シジュウカラ
  • オナガ
  • ヘイケボタル

施設の生物の観察状況
(シジュウカラ、オナガ、ヘイケボタル)

社員の意識改革

環境配慮経営を推進していくためには、社員一人ひとりの環境意識の転換・向上が必要と考えており、社員向けに環境講演会の開催や、2018年よりeco検定の受検を推奨しています。目標として、内勤者は3年以内(2021年)、外勤者は2026年までに100%合格を目指していきます。