FOR BETTER LIFE

[健康的意義]

木材には、吸放湿特性や衝撃の吸収性、
香り、手触り・足触りの良さなど、
多くの特長があります。
木材がもつ人体へのよい効果について
紹介します。

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POINT 01

インフルエンザも抑制する
高い調湿効果

木材は、空気中の湿度が高いときには水分を吸収し、湿度が低いときには水分を放出するという調湿性能を持っています。内装木質化空間では、ビニルクロス貼り空間と比較して調湿性能をより強く発揮することが分かっています。実際に、ログハウスなどに滞在する人から「肌がしっとりする」、木材を店舗の床材に使用したオーナーから「埃の舞い方が少ない」などといった感想を耳にすることも少なくありません。また、インフルエンザウイルスは、低気温低湿度の環境では長期間生き続けますが、湿度が50%以上になると大幅に減少するといわれています。こういった観点から、木材にはインフルエンザの発生を抑制する効果も期待できます。

POINT 02

免疫力を向上させる
木材のポテンシャル

森林浴により人の免疫力が向上し、その効果は7日間以上継続することを科学的に解明した研究結果があります。同様に、内装木質化された空間も人を元気にする効果を期待することができます。木材の揮発成分(香り)にも人の免疫力を向上させる可能性があることが、ある研究で判明したのです。また、木材の抽出成分には抗ウイルス性があります。木質化された空間は温度の上下差が少なく、快適な環境を保ちやすいため、風邪をひきにくくする効果があるといえます。

POINT 03

香りがもたらす
リラクゼーション効果

木材の揮発成分(香り)がもたらす人への効果の研究が進められています。人の状態を測る指標には様々なものがあり、血圧や心拍数(脈拍数)、唾液アミラーゼ活性など、自律神経系活動の指標や、血中のヘモグロビン濃度を測定して脳の活動を推測する方法もあります。研究者はこれらの指標を用いて木材に関してさまざまな調査・実験を行っています。その結果、木材の揮発成分(香り)にはリラクゼーション効果を持つものがあることが報告されています。「脳内のα波の発生を促進し、精神状態を安定させる」「呼吸を正常で安定した状態に整える」「交感神経の興奮を抑制し、快適な睡眠をもたらす」など、さまざまな効果を期待することができます。

POINT 04

大けがを抑制する
衝撃吸収性能

木材は、パイプ状の組織の集合体であり、まず表面層の細胞がつぶれ、順に次の層がつぶれていくというように衝撃力を吸収します。これにより転倒時の怪我の防止や落下物の割れ防止効果を期待することができます。衝撃力は、床板の樹種や厚さ、下地の材料、床組の工法が大きく影響しますが、「直貼り」と「直貼り以外(根太・二重床・その他)」では、後者の転倒・転落骨折が約3分の2に減少していることが判明しています。