木の特性を生かした 新たな技術で木質化を

子どもの頃に習った「光合成」は「二酸化炭素を吸い生物が必要な酸素を作ってくれる」こんな理解でした。数年前、大気中の二酸化炭素から炭素を受け取ることで植物が成長することに初めて気が付き、成長した木は二酸化炭素を吸収せず、成長過程の木が多くの二酸化炭素を吸収することを知りました。 大気中から炭素を固定化してできた木を多様化する建築物の要求性能にどのように応えていくか。世界最古の木造建築物を有する日本で先人達が培ってきた多くの木の知見・知恵、そして更なる木が持つポテンシャルを最大限に生かし、木構造だけでなく木の特性を生かした幅広い分野での新たな技術を如何に見出していくか。建築分野の総力で推し進めてまいります。