木造建築のための
遮音技術の開発を通じて
私は、木造建築物の遮音技術の開発に取り組んでいます。既に製品としてリリースできたものもありますが、まだまだ現在進行形の研究・開発分野です。最大の課題は、「RC造やS造に劣らない遮音性能(音環境)の実現」です。一般的には重い材料ほど高い遮音性能が得られるため、「軽さが長所の木造」にとっては相反する難題なのですが、その長所を活かした技術となるよう、今後も目標に取り組んでいきたいと考えています。
私は、木造建築物の遮音技術の開発に取り組んでいます。既に製品としてリリースできたものもありますが、まだまだ現在進行形の研究・開発分野です。最大の課題は、「RC造やS造に劣らない遮音性能(音環境)の実現」です。一般的には重い材料ほど高い遮音性能が得られるため、「軽さが長所の木造」にとっては相反する難題なのですが、その長所を活かした技術となるよう、今後も目標に取り組んでいきたいと考えています。
社会への良いアピールの機会だと思い、2020年には、これまで開発してきました木造向け開発技術の成果の一つとして、高遮音床システム(SQサイレンス50)をウッドデザイン賞へ応募することにしました。ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取組に対する林野庁補助事業の顕彰制度です。応募の際には、数多くの環境配慮性や社会貢献性に関する回答が求められたことで、これまでの活動の意義を再確認する良い機会になりました。