東急建設の理念
新たに築いた理念体系図
企業理念を基盤として、3つの提供価値「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」を軸に、
環境と感動を未来へ建て続ける、サステナビリティ経営を実践してまいります。

当社は、設立の精神から導かれたパーパス(存在理念)と、組織や行動における共通の価値観(経営理念・行動理念)が、持続的な企業価値創造における最も重要な基盤であると考えています。
将来の事業環境はますます不確実性が高まり、顕在化した課題を解消していく従来の問題解決型のアプローチが限界を迎えています。当社ではビジョンドリブン型のアプローチとして2030年の目指す姿(VISION2030)を掲げ、その達成に向けた長期経営計画を策定しています。
長期経営計画では、重要性が増しているSDGsを事業機会と捉えた上で、当社のケイパビリティとの適合性を検討し、3つの提供価値「①脱炭素、②廃棄物ゼロ、③防災・減災」を定めました。この提供価値を軸に、「人材」と「デジタル技術」を競争優位の源泉として高め、社会課題の解決とそれを通じた経済的価値の創出するサステナビリティ経営を実践し、事業活動全体を通じステークホルダー(お客様、協力会社、社員・家族、株主、そして社会)へ価値を提供してまいります。
数字から見る東急建設
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- 売上高(連結)
億円
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- 営業利益(連結)
億円
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- 受注高(連結)
億円
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- 社員数(連結)
人
売上高(連結)・営業利益(連結)・受注高(連結):2022年3月期実績
社員数(連結):2022年3月31日現在
建設業界の市場環境は、政府建設投資がわずかに減少したものの、新型コロナウイルス感染症の影響によりEコマースの普及が一層進み、倉庫・物流施設への投資が堅調に推移するなど民間建設投資は増加しました。
こうした中、当社グループは、当期が初年度となる「長期経営計画“To zero, from zero.”」に基づき、国内土木・建築・建築リニューアル事業を「コア事業」、国際・不動産・新規事業を「戦略事業」と位置づけ、人材とデジタル技術を競争優位の源泉として3つの提供価値(「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」)を軸とした5つの重点戦略(「東急建設ブランドの訴求・確立」「コア事業の深化」「戦略事業の成長」「人材・組織戦略」「財務・資本戦略」)に取り組んでまいりました。
2022年3月期の連結業績は、売上高は2,580億円(前期比11.5%増)となりました。損益面では、施工中工事の不具合に伴う損失見込み額の計上や、過年度引渡した一部の工事に係る瑕疵補修費用の発生に加え、海外の一部工事における進捗遅れに伴う経費増加、長期大型開発事業の収支見直しによる不動産事業等損失引当金を計上したことなどにより、営業損失は60億円(前連結会計年度は35億円の営業利益)となりました。なお、受注高は、2,927億円(前期比8.8%減)となりました。
2023年3月期は、原材料価格の上昇や金融資本市場の変動、供給面での制約等による下振れリスクが懸念される中、新型コロナウイルス感染症の影響を見極め適切な対応を図りつつ、「長期経営計画“To zero, from zero.”」を着実に実行することにより、当社グループの持続的な企業価値向上を目指してまいります。
東急建設のやってること
コア事業として国内土木事業、国内建築事業、建築リニューアル事業、
戦略事業として国際事業、不動産事業、新規事業の事業展開を推進しています。
国内土木事業
暮らしの安全・安心を守り、国土の形成に関わるインフラ整備を行っています。また、環境関連分野にも積極的に取り組んでいます。


国内建築事業
多摩田園都市開発や渋谷再開発など、地域に密着したまちづくり事業を全国各地で展開しています。
建築リニューアル事業
当社グループの東急リニューアル㈱、東建産業㈱において、
建物の改修・改装事業や建物設備の施工等の事業を展開しています。


国際事業
交通インフラを中心に国内で培った
技術・ノウハウを東南・南アジアで展開


不動産事業
都内や東急沿線エリアを中心に建設事業とのシナジーを活かした
賃貸事業・等価交換事業を展開


新規事業
PPP/コンセッション事業や
パプリカ事業およびその他事業


東急建設のあゆみ
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- 東京建設工業株式会社を設立
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- 東急不動産株式会社の建設工業部として吸収合併
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- 東急建設株式会社を創立
“事業の基盤を築く”


地上30階。超高層技術獲得への決意のもと参画。この蓄積が後のサンシャイン60を経て当社単独設計施工へと発展する

音響、振動、土質などユニークな分野の研究を推進

東急グループの高級リゾート開設計画に伴い東急不動産から受注
“不況の中での挑戦”

スクランブル交差点に位置する渋谷駅を象徴する建物。超大型LEDビジョンを備えた先端のマルチメディア情報発信型の商業ビル

1997年着工、3年2ヶ月をかけ完成。技術力とチームワークを結集し総力を挙げて取り組んだ渋谷のランドマーク。当社単独施工の超高層高級ホテル(地上41階・地下6階)であり、当社を代表する建築工事のひとつ
“まちづくりノウハウの進化”

狭隘部の耐震補強技術「CBフープ工法」を初適用。現在は「CBパネル工法」へ進化

新技術GRS一体橋梁により震災復興に貢献

土建一体となった当社ビックプロジェクトの一つ。建物間のトラスは当社が得意とする大空間技術が活かされている

「東急文化会館」跡地に建設された渋谷再開発のリーディングプロジェクト。超高層の中層部に2,000席規模の劇場、エキシビションホールなどの大空間を構築する当社で最も難易度の高い工事

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建築
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一般土木
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建築
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建築鉄道土木
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一般土木
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一般土木
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一般土木
渋谷を知り尽くしたゼネコンとして土木と建築が一体となり、渋谷のまちづくりに貢献する
60年かけて培ったものをさらに磨き上げ、
街の未来を創っていく、
そのような想いを紡ぎ、
未来に向けて歩んでいく東急建設の姿を
ぜひご覧ください