都市にいきものを呼び込む
- 都市
都市部においては、建築物の増加や道路の拡幅等により都市化が進むことで、緑地の減少や分断により、いきものの住みにくい環境となっています。
当社では、都市部の生物多様性を評価するBSET、CSETや、防災・減災にも貢献する貯留水循環型ビオトープ、雨庭・バイオスウェルの他、都市部の緑地において生物多様性などの環境教育を実施するなど、都市の生態系創出・保全に貢献します。

貯留水循環型
ビオトープ
雨水流出抑制と生物多様性の両立
雨水を「貯める」「使う」「自然に還す」、生き物が「棲む」「育つ」をキーワードに技術研究所の敷地内に「貯留水循環型ビオトープ」を構築しています。「貯留水循環型ビオトープ」は、四季を通じて様々な昆虫類や鳥類等が生息できる場となっており、周辺の緑地との中継地としてエコロジカルネットワークの形成等、生物多様性の保全にも役立っています。また、ヘイケボタルの育成にも成功しています。

雨水を「貯める」「使う」「自然に還す」、生き物が「棲む」「育つ」をキーワードに技術研究所の敷地内に「貯留水循環型ビオトープ」を構築しています。「貯留水循環型ビオトープ」は、四季を通じて様々な昆虫類や鳥類等が生息できる場となっており、周辺の緑地との中継地としてエコロジカルネットワークの形成等、生物多様性の保全にも役立っています。また、ヘイケボタルの育成にも成功しています。
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バイオスウェル
自然の機能を使った雨水流出抑制
敷地内に降った雨を集め一時的に貯留し、地中にゆっくりと雨水を浸透させる機能を持つ施設の1つです。バイオスウェルは帯状の緑溝で、雨水流出抑制だけではなく、植栽地と土壌を通過することによる水質浄化機能も持っています。
当社は、敷地外への雨水の流出を減少させることを目的としたバイオスウェルを、東京都町田市の再開発エリアである南町田グランベリーパークにおいて施工し、流出抑制効果を検証しています。
南町田グランベリーパークはこのようなグリーンインフラを活かしたランドスケープデザインが評価され、国際的な環境認証制度であるLEED ND(まちづくり部門)でゴールド認証を取得しました。

敷地内に降った雨を集め一時的に貯留し、地中にゆっくりと雨水を浸透させる機能を持つ施設の1つです。バイオスウェルは帯状の緑溝で、雨水流出抑制だけではなく、植栽地と土壌を通過することによる水質浄化機能も持っています。
当社は、敷地外への雨水の流出を減少させることを目的としたバイオスウェルを、東京都町田市の再開発エリアである南町田グランベリーパークにおいて施工し、流出抑制効果を検証しています。
南町田グランベリーパークはこのようなグリーンインフラを活かしたランドスケープデザインが評価され、国際的な環境認証制度であるLEED ND(まちづくり部門)でゴールド認証を取得しました。

雨庭
雨水流出抑制と、緑豊かな都市のオアシスの創出
雨庭とは、私たちの生活空間、例えば家の屋根や道路など水が浸透しない舗装面に降った雨水を一時的に蓄え、地中に浸透させるための緑豊かな窪地です。しかし、その役割はただ雨水を蓄えるだけではありません。雨庭は、水生植物の生息場所となり、樹木や草花を植えれば鳥類や昆虫類の生息・休憩場所になることで、生物多様性の保全にも寄与することができます。さらに緑豊かな空間として、都市のヒートアイランド現象の緩和や、自然と触れ合う場を提供し、人々の交流を促進する空間にもなります。

雨庭とは、私たちの生活空間、例えば家の屋根や道路など水が浸透しない舗装面に降った雨水を一時的に蓄え、地中に浸透させるための緑豊かな窪地です。しかし、その役割はただ雨水を蓄えるだけではありません。雨庭は、水生植物の生息場所となり、樹木や草花を植えれば鳥類や昆虫類の生息・休憩場所になることで、生物多様性の保全にも寄与することができます。さらに緑豊かな空間として、都市のヒートアイランド現象の緩和や、自然と触れ合う場を提供し、人々の交流を促進する空間にもなります。

BSET
生き物の棲みやすさを定量化し、敷地内緑地の生物多様性への寄与を評価
BSETは事業計画地の緑化を計画する際に、外構緑化、屋上・壁面緑化、ビオトープの設置など様々な緑化ソリューションの組み合わせと、各ソリューションに含まれる植物の種類、水辺の面積等を総合的に勘案し、生物多様性保全への寄与度を定量的に評価することで効果的な緑化計画立案をサポートします。
BSETは充実したデータベースを持っており、植物については500種類以上を整備しています。これにより、同じ植栽配置でも植物種を変更することで総合評価がどのように変わるかまで評価できます。

BSETは事業計画地の緑化を計画する際に、外構緑化、屋上・壁面緑化、ビオトープの設置など様々な緑化ソリューションの組み合わせと、各ソリューションに含まれる植物の種類、水辺の面積等を総合的に勘案し、生物多様性保全への寄与度を定量的に評価することで効果的な緑化計画立案をサポートします。
BSETは充実したデータベースを持っており、植物については500種類以上を整備しています。これにより、同じ植栽配置でも植物種を変更することで総合評価がどのように変わるかまで評価できます。
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CSET
広域的な生物多様性保全の効果を定量的に評価
CSETは都市部における生物多様性のポテンシャルを簡易評価するためのツールです。生物の生息環境のポテンシャルを、当社が調査したデータに基づいて作成したアルゴリズム(計算方法)によってスコア化し、生物多様性の効果を評価します。その結果は地図上に示され、色分けにより、視覚的に生物の棲みやすさを把握することが可能です。CSETを用いることで、広域的に生物多様性の保全に配慮した緑化等を提案でき、地域の価値向上にも繋げることが可能となります。

CSETは都市部における生物多様性のポテンシャルを簡易評価するためのツールです。生物の生息環境のポテンシャルを、当社が調査したデータに基づいて作成したアルゴリズム(計算方法)によってスコア化し、生物多様性の効果を評価します。その結果は地図上に示され、色分けにより、視覚的に生物の棲みやすさを把握することが可能です。CSETを用いることで、広域的に生物多様性の保全に配慮した緑化等を提案でき、地域の価値向上にも繋げることが可能となります。
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エコスタック
昆虫など小さな生き物の生息場所の創出
エコスタックを設置することで、枯枝、刈草、落葉、石などを積み小動物の生息空間を創出し、生態系の保全に貢献することができます。
当社では、東京都公園協会様と協力し、公園で剪定・伐採した枝や落ち葉を再利用して都市公園内の一角にエコ・スタックを設置しました。エコ・スタックを設置したことにより、小さな昆虫や爬虫類であるショウリョウバッタやヤモリなどの様々な生き物の生息を確認でき、都市域に生息する小動物たちの貴重な生息場所の創出に貢献しています。

エコスタックを設置することで、枯枝、刈草、落葉、石などを積み小動物の生息空間を創出し、生態系の保全に貢献することができます。
当社では、東京都公園協会様と協力し、公園で剪定・伐採した枝や落ち葉を再利用して都市公園内の一角にエコ・スタックを設置しました。エコ・スタックを設置したことにより、小さな昆虫や爬虫類であるショウリョウバッタやヤモリなどの様々な生き物の生息を確認でき、都市域に生息する小動物たちの貴重な生息場所の創出に貢献しています。

環境教育
社内外における生物多様性等への意識向上のための環境教育
当社では、社内外へ向けた生物多様性向上のための環境教育活動を実施しています。
社外向けには、都立青山公園において、「公園生き物観察会」を2012年から11年連続で実施しており、2018年からは近隣小学校を対象としたプログラムを実施しています。観察会では、公園内に生育・生息する動植物の観察や生き物に関するクイズを実施し、児童の80%以上が「生き物観察会が楽しかった」と回答があり、充実したイベントを継続して開催できています。
また、社内向けには、当社が管理する横浜市内の緑地において、環境・社会貢献活動を実施しております。竹林整備(タケノコ堀)やホタル調査体験などを通して、社員の生物多様性の知識や環境意識向上に努めています。

当社では、社内外へ向けた生物多様性向上のための環境教育活動を実施しています。
社外向けには、都立青山公園において、「公園生き物観察会」を2012年から11年連続で実施しており、2018年からは近隣小学校を対象としたプログラムを実施しています。観察会では、公園内に生育・生息する動植物の観察や生き物に関するクイズを実施し、児童の80%以上が「生き物観察会が楽しかった」と回答があり、充実したイベントを継続して開催できています。
また、社内向けには、当社が管理する横浜市内の緑地において、環境・社会貢献活動を実施しております。竹林整備(タケノコ堀)やホタル調査体験などを通して、社員の生物多様性の知識や環境意識向上に努めています。