東急建設のDX

東急建設のDX 2.0

トップメッセージ

最新のデジタル技術を友とする。
「建てる」の変革へ。
さらに「建てる」の枠を超えたチャレンジへ。

代表取締役社長 寺田光宏

最新のデジタル技術を友とする。
「建てる」の変革へ。
さらに「建てる」の枠を超えたチャレンジへ。

代表取締役社長

寺田光宏

当社は、東急グループの一員として、鉄道と駅を中心に、エリア全体のまちづくりを強みとしてきました。

そこには「安心で快適な生活環境づくりを通じて、一人ひとりの夢を実現する」という私たちの存在理念(パーパス)が根付いています。
昨今、社会が目指すWell-being(ウェルビーイング※)の実現は、私たちの経営理念そのものです。

今後、国内のまちづくりは日常生活を維持しながら既存の都市を再構築することが中心となります。工事中であっても都市機能や経済活動を低下させず、生活する人々の安全性や利便性を維持しながら都市を再構築できることは当社の強みです。 また、人口増加を続ける新興国では、当社が得意とする交通インフラ整備を基盤としたまちづくりが進みます。 当社は、これまで培った強みをデータとデジタル技術でさらに磨き上げ、パートナーと協働しながら社会課題の解決に挑戦してまいります。

この都市の社会課題解決を目指すために当社がすべき具体的な施策をまとめました。そこでは、長期経営計画で掲げた「3つの提供価値(脱炭素、廃棄物ゼロ、防災・減災)」との関係性を明確にしながら、外部への価値提供と内部への付加価値創出の軸、知の深化・探索の軸による領域で考え、デジタル技術による変革テーマごとに目指す姿を定めました。

また、DXの実現において重要なことは、いかにしてお客様への提供価値向上に結びつけるかということです。
業務効率化やデータの一元管理、全社での活用等の社内改善に留まることなく、最新のデジタル技術と友のように接しながら、「建てる」の変革を進めます。
さらに「建てる」の枠を超えたチャレンジへ進みます。
そして、DXを推進することにより、時代に適応した新しい価値・ビジネスモデルを提供することで、Well-beingを実現し、より文化的で、美しく、かつ住む人たちが感動を得られる状態を目指してまいります。

※Well-being(ウェルビーイング):世界保健機関(WHO)憲章では、「健康とは、単に疾病がない状態ということではなく、肉体的、精神的、そして社会的に、完全に満たされた 状態にある」と定義しています。「健康」は、狭い意味での心身の健康のみを指すのではなく、感情として幸せを感じたり、社会的に良好な状態を維持していることなど、全てが満たされている広い意味での「健康」である、と解釈できます。

当社が目指すDX

当社の強みを各種のデータとともに磨き上げ、都市のデジタルツインを構築します。「3つの提供価値」とともに、スマートシティに貢献し、都市の人々のウェルビーイングの向上、都市の持続可能性確保、安全なまちづくりを実現します。

DXに対する取組みの全体像

当社のデジタル変革として取り組むテーマを、(外部・内部) × (知の深化・探索)の軸でカテゴライズした4象限にて領域を整理し、各々の変革テーマを実践しています。

当社のDX推進体制

DXの取組みは全社戦略の一つの柱と位置付け、実践的な運用を担当する副社長をDX推進委員長として、本社部門・事業部門・各支店を巻き込み全社一体で取り組んでいます。なお、社長は取締役会議長として経営的観点から指導を行う体制としています。