- 宿泊施設
嬉野 八十八 (うれしの やどや)
- #木質化
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#温泉熱利用
源泉100%かけ流しの贅沢な温泉により地域の賑わいに貢献する宿泊施設
concept
本件は2022年9月に西九州新幹線が開通し新駅が開業した「嬉野温泉駅」より約2kmの距離に位置する嬉野温泉の老舗旅館の跡地に計画され、同駅開業前の2019年11月より周辺地域の活性化が想定されるなかで設計に着手しました。敷地内には源泉が2箇所あり、全客室には源泉100%かけ流し温泉が完備されています。
RC造4階建ての母屋は源泉に隣接する位置にあり「湯煙茶屋」として付加価値のあるエントランス空間を備えています。また母屋の背面にはハイグレードな客室12室を有する木造離れ棟を配置しており、旧旅館を解体する際に使用していた建材(木造作、照明器具、瓦等)を一時保管したのち新築時に再利用することで資源の有効活用と地域の歴史継承を図っています。
脱炭素の取り組みの一環として、温泉熱を利用したバイナリー発電や給湯予熱等に敷地内で沸く高温源泉の熱をカスケード利用できる計画とし、環境に配慮した設備を設置しました。バイナリー発電では冬期約80kW、夏期約30kWの発電量が見込め、発電した電力はキュービクルを経由して建物全体に供給され、消費電力の一部をクリーンエネルギーで賄うことができています。また、温泉水を給湯予熱槽にて熱交換を行うことで給湯器のガス使用量を低減しています。そのほか湯煙茶屋での飲泉利用や、露天風呂の温泉オーバーフロー排水の一部を水庭の水源としても利用することにより、水道水の利用量を削減しており、貴重な温泉資源を最大限有効活用して水資源の有効利用に貢献しています。
information
- 竣工年
2023年
- 所在地
佐賀県嬉野市
- 用途
宿泊施設
- 構造
母屋棟:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
離れ棟:木造- 規模
地上4階
- 建築面積
2,780.64㎡
- 延床面積
5,337.66㎡
architect
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意匠設計
柴田俊太郎
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構造設計
天本朱美
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設備設計
藤咲佑真